科目コード 科      目      名  
2447 界面化学 : Interfacial Chemistry  
教 員 名 福地 賢治 : FUKUCHI Kenji  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
5C 1・100分 選択 講義・後期
授業概要 2つの相が接する場合、その境界面を界面と呼ぶ。一般によく使用される表面は、液体および固体が気体に接していることを言い、界面の概念の一部である。界面の性質を研究する領域を界面物理化学と呼び、界面張力、吸着現象、界面活性等がある。また、身近な生活の中にあるコロイドは、表面積が大きく、いろいろな特異性がある。コロイドと界面の様々な現象を理解する。  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)界面の基礎を理解できること。
(2)コロイドの基礎を理解できること。
(3)界面現象を理解できること。
(4)環境保全における応用を理解できること。
@中間試験、A期末試験、B小テスト、Cレポートを総合的に評価する。評価配分は、@40%A40%B10%C10%とする。  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (A)@ JABEE基準1(1) (c)
授      業      計      画 項    目 内      容  
  コロイドと界面(1) コロイドと界面の定義・特徴  
第1
 
  コロイドと界面(2) コロイドと界面の重要性
第2
 
  コロイド分散系(1) コロイドの分類、生成、精製について
コロイドの運動学的性質
第3
 
  コロイド分散系(2) 分散系の物性(光学的性質、電気的性質、安定性)
第4
 
  表面張力 表面張力の原因、測定法、および表面張力変化
第5
 
  界面活性剤の性質 親水基と疎水基、その釣り合い、ミセルの形成、活性剤の溶解性、可溶化現象
第6
 
  中間試験 第1〜6回の試験を行う
第7
 
  乳化とエマルション エマルションの生成と型、型の判別法と性質、エマルションの安定性と破壊、その他のエマルション
第8
 
  吸着(1) 気相吸着、液相吸着、物理吸着と化学吸着、吸着剤
第9
 
  吸着(2) 各種吸着等温式の適用、多成分系吸着平衡関係式
第10
 
  ヌレと接着 接触角とヌレの形式、固体の臨界表面張力
接着の条件、接着力、接着に影響を与える因子
第11
 
  薄膜 不溶性単分子膜、二分子膜、多分子膜、マイクロカプセル
第12
 
  アワ アワの種類と生成法、アワ立ち、アワの破壊と寿命、消泡、アワの利用
第13
 
  気体コロイド 粉体、エアロゾル
第14
 
  まとめ 履修した内容のまとめを行う。
また、授業評価アンケートを行う。
第15
 
関連科目 物理化学V、W
教 科 書 入門コロイドと界面の科学(近藤保ら著・三共出版)  
参 考 書 工学のための物理化学(荒井康彦ら著・朝倉書店)  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。  
副担当教員    
備  考