科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
5104  応用物理学T : Applied Physics T 3S 2・90分 履修 講義・通年
教 員 名 増山 和子: MASIYAMA Kazuko
授業概要 古典力学は私たちの身の回りで起こる物体の運動を、微積などの数学的手法を使って体系的に取り扱う学問である。
この力学の法則及び基本的な概念を理解し、例題演習により具体的な問題に適用することを通じて、種々の等加速度直線運動、 放物運動、円運動、振動、衝突現象いろいろな運動を理解し、運動方程式やエネルギー積分や保存則、質点系の運動を取り扱う能力を養う。
到 達 目 標 評 価 方 法
1) 速度、加速度、力の釣り合いを理解できる。                 
2) 運動方程式をたて、解くことができる。
3) 放物運動、等速円運動、万有引力、振動現象を理解できる。
4) エネルギー保存則、運動量保存則を理解できる。
5) 質点系の力学、剛体を理解できる。
評価方法は、@中間試験、A期末試験、B物理到達度試験、
Cレポートで評価する。評価配分は、@40%、A40%、B10%、C10%とする。
学習・教育目標 (A) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
   数学的準備 座標系、ベクトルとスカラー、単位、微分積分などの復習と演習を行う。   単振動 @ 単振動の現象および数学的基礎を説明する。
第1 第16
   
  基礎事項の復習  等速運動、等加速度運動について復習する。   単振動 A バネや振り子の単振動の運動方程式を説明する。
第2 第17
   
  速度と加速度 微分を用いた瞬間の速度、加速度について説明し、例として等速円運動する物体の速度と加速度を取り扱う。   単振動 B 例題の提示および、演習を通じて単振動の理解を深める。
第3 第18
   
    自然界でのいろいろな力と力の釣り合いを説明し、例題演習により理解を深める。   仕事 @  仕事の定義を説明し、例題演習を行う。
第4 第19
   
  運動方程式 @ 力が一定の場合の運動方程式の立式と解法を説明する。   仕事 A 仕事とエネルギーの関係を説明し、例題演習により理解を深める。
第5 第20
   
  運動方程式 A  さまざまな例題で運動方程式を理解する。   エネルギー保存則 @ エネルギー保存則について説明する。
第6 第21
   
  中間まとめ 力と運動方程式について、まとめ及び理解度を確認する。    中間まとめ 単振動と仕事、エネルギー保存の基礎について、まとめ及び理解度を確認する。
第7 第22
   
  運動方程式 B  運動方程式の積分による解法を説明する。    エネルギー保存則 A 例題演習および、 エネルギーが保存されない場合について説明する。
第8 第23
   
  総合問題演習 総合的な例題演習により運動方程式の理解を深める。   質点系の力学  質点系の重心と運動方程式を説明する。
第9 第24
   
   放物運動@  運動方程式の例として、放物運動を説明する。   運動量保存則 @ 質点系の運動量、運動量保存則について説明し、例題を通して理解する。 
第10 第25
   
   放物運動A 速度に比例する抵抗力が働く落下運動を説明する。   運動量保存則 A 衝突現象を例として、運動量保存則を理解する。 
第11 第26
   
   等速円運動  等速円運動の運動方程式を説明し、例題および演習により理解を深める。   剛体の力学 角運動量、剛体の並進及び回転運動について説明する。
第12 第27
   
   万有引力 万有引力と惑星の運動などについて説明する。   見かけの力  非慣性系の運動方程式を説明する。
第13 第28
   
  総合問題演習 総合的な例題演習により理解を深める。   総合問題演習 総合的な例題演習により理解を深める。
第14 第29
   
   まとめ  全体の学習事項のまとめを行う。   まとめ  全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。
第15 第30
   
関連科目 物理A,B 数学
教 科 書 基礎物理学(原 康夫著・学術図書出版社)
参 考 書 物理の基礎(長岡 洋介、東京教学社)、トライアル物理T、U(数研出版)
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員 吉田 政司
備  考 まとめおよび問題のプリント資料を併用する