科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
5132  経営情報学専門演習T : Seminar in Management Information T 3B 2・90分 履修 演習・通年 -
教 員 名  松野成悟 : MATSUNO Seigo,二木映子 : NIKI Eiko
授業概要 表計算ソフトは,主にパソコン上で表形式のデータをあつかうもので,集計や分析,要約,表現,データベースとの連携など,さまざまな応用が可能である。本授業では,表計算ソフトの一つであるExcelを用いて,表計算ソフトの基本的なしくみと操作技術について学習する。具体的には,データや計算式の入力,各種関数の利用などの方法について説明する。また,具体的な経済・経営データを用いた演習課題に取り組むことによって,データの加工や表現技術に関する実践的な理解を深めていきたい。 
到 達 目 標 評 価 方 法
(1)表計算ソフトExcelの機能と利用方法について理解し,説明することができる。
(2)さまざまなデータを表形式で表現し,適切に集計や分析すること,ならびにグラフ化による視覚的な表現を行うことができる。
(3)意思決定支援や経営効率などの向上を目的とした経済・経営データの分析とその活用ができる。
評価方法および配分は,@定期試験(30%),Aレポート(70%)とする。
学習・教育目標 (B) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
  ガイダンス 本授業の概要を説明し,到達目標と評価方法を受講者に周知徹底する。   後期ガイダンス 前期で学習した内容を確認し,後期に学ぶ内容の概要を説明する。
第1 第16
   
  表計算ソフトの基礎@ 表計算ソフトの概念としくみについて説明する。   データベース機能@ データベース機能の概略およびデータの検索や抽出方法について説明する。
第2 第17
   
  表計算ソフトの基礎A 表計算ソフトExcelの全体的な仕様と代表的な機能について説明する。   データベース機能A ピボットテーブルについて,その機能や利用方法を説明する。
第3 第18
   
  表計算ソフトの基礎B 情報処理技術者試験における表計算ソフトの出題方針とExcelとの対応について説明する。   データベース機能B データベース関数の利用方法について説明する。
第4 第19
   
  関数の利用@ 数学関数および統計関数について説明する。   経済・経営データ分析と活用 経済・経営データの収集と集計方法について説明する。
第5 第20
   
  関数の利用A 論理関数および検索・行列関数について説明する。   経済・経営データの分析演習@ データの標準化や要約技法について,度数分布や相関分析などを中心に説明し,演習行う。
第6 第21
   
  関数の利用B 文字列操作関数について説明する。  
第7 第22
   
  関数の利用C 財務関数について説明する。  
第8 第23
   
  関数の利用D 複数の条件式の利用について,関数のネスト構造を中心に説明する。   経済・経営データの分析演習A 財務・会計データにもとづいた損益分岐点分析や原価計算,減価償却に関する演習を行う。
第9 第24
   
  関数の利用E ユーザ定義関数について説明する。  
第10 第25
   
  グラフ機能@ 棒グラフや円グラフなど各種グラフの作成と編集方法について説明する。  
第11 第26
   
  グラフ機能A 引き続き,棒グラフや円グラフなど各種グラフの作成と編集方法について説明する。   経済・経営データの分析演習B 複利計算や経営シミュレーションに関する演習を行う。
第12 第27
   
  グラフ機能B 折れ線グラフや散布図など各種グラフの作成と編集方法について説明する。  
第13 第28
   
  グラフ機能C 引き続き,折れ線グラフや散布図など各種グラフの作成と編集方法について説明する。  
第14 第29
   
  中間まとめ 前期の授業内容のまとめを行い,ここまでの理解度や目標到達度を確認する。   まとめ 本授業内容のまとめを行う。また,授業評価アンケートを実施し,理解度や目標到達度を確認する。
第15 第30
   
関連科目 基礎情報処理論T,基礎情報処理論U
教 科 書 しっかり学ぶExcel標準テキスト(稲葉久男,技術評論社)
参 考 書 Excelによる経営データの分析と活用(寺島和夫ほか,同文舘出版)
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員  
備  考 配布プリントによる説明を適宜加える。受講者の理解度や進捗状況に応じて授業計画を見直すなど,適切かつ柔軟に対応する。