科目コード 科      目      名  
2029 統計:Statistics  
教 員 名 松浦利治:MATSUURA Toshiharu  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
3M  1・90分 履修 講義・後期
授業概要 実験やフィールド調査から得たデータを分析する手法として、統計学は非常に大きな役割を担っている。本講義では、実学としての確率・統計学に理論的な裏付けを与えながら、具体的な例を用いて解説する。特に確率については、後半の統計の基盤であるため、重点的に説明する。その後、実社会で用いられる統計的手法である推定、検定を解説する。  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
1)組合せ論に基づく確率計算ができる。
2)データの統計的処理を理解し分散や相関係数の意味を理解する。
3)種々の統計的分布を用いて標本から母集団の特性を推測できる。
評価方法は,@定期試験,A小テストレポートで評価する.評価配分は@80%,A20%とする.  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (E) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容  
  確率の基礎 数学的確率の定義と確率の公理を説明する.
第1
 
  確率の基本性質 確率の加法定理,余事象の確率,条件付き確率の定義,ベイズの定理を説明する.
第2
 
  確率分布(1) 離散型確率変数とその統計量について説明する.
第3
 
  確率分布(2) 連続型確率変数とその統計量について説明する.
第4
 
  基本的な確率分布(1) 二項分布,標準正規分布,正規分布の標準化と正規分布の使い方を説明する.
第5
 
  基本的な確率分布(2) カイ二乗分布,t分布について説明をする.
第6
 
  2変量の確率分布 2変量の確率分布と中心極限定理を解説する.
第7
 
  中間まとめ 中間試験を行う。
第8
 
  データの整理(1) 1変量のデータから度数分布表を作成する方法を説明し,平均値,分散などの統計量について説明をする.
第9
 
  データの整理(2) 共分散,相関係数の統計量について説明をする.
第10
 
  母集団と標本 不偏推定量と点推定について説明する.
第11
 
  区間推定(1) 母平均の区間推定を説明する.
第12
 
  区間推定(2) 母分散の区間推定を説明する.
第13
 
  検定 仮説検定の考え方,母平均の検定を説明する.
第14
 
  まとめ 全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。
第15
 
関連科目 基礎数学TA,基礎数学TB,解析TA、解析TB  
教 科 書 すぐわかる確率・統計(東京図書)  
参 考 書 講義中に適宜紹介する.  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う.  
副担当教員    
備  考