科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
2124 伝熱工学:Heat Transfer Engineering 5M 2・100分 必修 講義・通年
教 員 名 城戸 秀樹:KIDO Hideki
授業概要 伝熱とは、熱エネルギーの移動現象を総称した言葉で、熱伝導、熱伝達、熱放射の三形態がある。
本講義では、この三つの伝熱現象を解説し、伝熱工学の基礎を理解させる。
節毎に演習を行うことで理解を深めさせる。
到 達 目 標 評 価 方 法
(1)熱エネルギーの移動形態について説明できる。
(2)熱の移動の基礎的な計算ができる。
@中間試験(40%)、A期末試験(40%)、B演習(20%)により評価する。 
学習・教育目標 (E)@ JABEE基準1(1)   (d)−(1)−C 
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
  伝熱工学の目的・意義、熱移動の形態 伝熱工学の基本的な意味や必要性について説明する。熱伝導、熱伝達、熱放射の概要を説明する。   沸騰熱伝達、沸騰曲線 沸騰熱伝達の概要、沸騰曲線について説明する。
第1 第16
   
  熱伝導に関する基本事項 熱伝導に関する基礎事項(温度場、熱流束、熱伝導率、フーリエの法則など)について説明する。   プール沸騰熱伝達 プール沸騰熱伝達について説明する。
第2 第17
   
  熱伝導の計算@ 平板壁での熱伝導について説明する。   強制対流沸騰熱伝達 強制対流沸騰熱伝達について説明する。
第3 第18
   
  熱伝導の計算A 多層平板壁、円管壁での熱伝導について説明する。   凝縮熱伝達 凝縮熱伝達の概要について説明する。
第4 第19
   
  熱伝導の計算B 多層円管壁、球での熱伝導について説明する。   膜状凝縮熱伝達 膜状凝縮熱伝達について説明する。
第5 第20
   
  熱伝導の計算C 非定常熱伝導について説明する。   膜レイノルズ数、滴状凝縮熱伝達 膜レイノルズ数、滴状凝縮熱伝達について説明する。
第6 第21
   
  熱伝達 熱伝達に関する基礎事項について説明する。   中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。
第7 第22
   
  中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。   熱放射の基礎 熱放射の基礎法則について説明する。
第8 第23
   
  熱通過@ 平板壁の熱通過について説明する。   黒体系の放射伝熱 黒体系の放射伝熱について説明する。
第9 第24
   
  熱通過A 円管壁の熱通過について説明する。   灰色体系の放射伝熱 灰色体系の放射伝熱について説明する。
第10 第25
   
  熱通過B 多層円管壁の熱通過について説明する。   射度及び外来照射量 射度及び外来照射量について説明する。
第11 第26
   
  熱交換器@ 熱交換器の種類、並流、向流式熱交換器の対数平均温度差について説明する。   灰色体系放射熱交換の等価電気回路 灰色体系放射熱交換の等価電気回路について説明する。
第12 第27
   
  熱交換器A 様々な熱交換器の対数平均温度差について説明する。   放射伝熱の等価熱伝達率 放射伝熱の等価熱伝達率について説明する。
第13 第28
   
  熱交換器B 熱交換器の温度効率とエネルギー効率について説明する。   物質伝達 物質伝達について説明する。
第14 第29
   
  熱交換器C 熱通過数について説明する。   まとめ 全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。 
第15 第30
   
関連科目 熱力学、熱機関
教 科 書 JSMEテキストシリーズ 伝熱工学(日本機械学会・丸善)
参 考 書  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員  
備  考