科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
2166 電気回路I:Electric Circuit Theory I 2E  2・90分 履修 講義・通年
教 員 名 前期 仙波伸也: SENBA Shinya/後期 春山 和男:HARUYAMA Kazuo
授業概要  電気回路の基本的な概念、および電気回路を設計・解析するために必要な各種の法則・定理を修得することを目的とする。前期は直流で、電圧、電流、抵抗といった基本事項と基本的な各種の法則や定理を学ぶ。後期は交流で、コイルとコンデンサの働きと複素数(ベクトル)による回路の表現方法・解析方法を学ぶ。 
到 達 目 標 評 価 方 法
1)電気回路における基本的要素及びその単位を理解することができる。
2)各種法則・定理を理解し、回路解析法を修得する、特にキルヒホッフの法則を
  用いて回路の電圧・電流を求めることができる。                                                        
3)単相交流回路における各種要素の振舞いを理解することができる。
@中間試験(40%)、A期末試験(40%)、Bレポート(20%)により評価する。
学習・教育目標 (C) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
  倍率器 抵抗の直列接続の復習と倍率器について説明する。   正弦波交流の性質 電気回路で使う正弦波交流を説明する。
第1 第16
   
  分流器 抵抗の並列接続の復習と、コンダクタンス、分流器について説明する。   正弦波交流の平均値と実効値 交流の平均値、実効値について説明する。
第2 第17
   
  抵抗の直並列接続 直列接続と並列接続が混在した回路について説明する。   交流をベクトル図で表す方法 電気回路で使われるベクトル表示について説明する。
第3 第18
   
  キルヒホッフの法則 キルヒホッフの第1、2法則を用いた解析法について説明する。   インダクタンスとRL回路 インダクタンスの働きとRL回路、インピーダンスについて説明する。
第4 第19
   
  重ね合わせの理 重ね合わせの理を用いた解析法について説明する。   静電容量とRC回路 静電容量の働きとRC回路、インピーダンスについて説明する。
第5 第20
   
  ミルマンの定理 ミルマンの定理を用いた解析法について説明する。   R、L、Cの直列回路 R、L、Cの直列回路について説明する。
第6 第21
   
  テブナンの定理 テブナンの定理を用いた解析法について説明する。   R、L、Cの並列回路 R、L、Cの並列回路について説明する。
第7 第22
   
  中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。   中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。
第8 第23
   
  平衡ブリッジ ブリッジ回路の平衡条件について説明する。   交流の電力と電力ベクトル図 交流電力と力率について説明する。
第9 第24
   
  Δ−Y変換 Δ-Y変換による合成抵抗の求め方について説明する。   交流回路の記号法表示@ 瞬時値と複素電圧・複素電流の違いについて説明する。
第10 第25
   
  Y−Δ変換 Y−Δ変換による合成抵抗の求め方について説明する。   交流回路の記号法表示A 交流回路の複素数表示について説明する。
第11 第26
   
  補償の定理 補償の定理を用いた解析法について説明する。   直列回路の複素インピーダンス 複素インピーダンスによる直列回路の計算について説明する。
第12 第27
   
  ジュール熱 電力とジュール熱について説明する。   並列回路の複素インピーダンス 複素インピーダンスによる並列回路の計算について説明する。
第13 第28
   
  電気抵抗 電気抵抗の温度変化について説明する。   複素アドミタンス 複素アドミタンスによる計算を説明する。
第14 第29
   
  まとめ  前期の学習事項のまとめを行う。    まとめ   後期の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。
第15 第30
   
関連科目 電気工学序論
教 科 書 わかる解き方電気回路(春山定雄/ダイゴ社)、電気回路(1)(早川義晴、松下裕輔、茂木仁博/コロナ社)
参 考 書 電気工学精選問題集(電気教育研究会編/学芸出版社)
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員  
備  考 演習のための補講を行う。