科目コード 科      目      名  
2233     制御工学V : Control  Engineering V   
教 員 名   日高 良和 :HITAKA Yoshikazu    
学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
5E  1・100分 選択  講義・後期
授業概要 生産設備の運転の制御にはシーケンス制御が使われており,プログラマブルコントローラと言う制御装置によって実行されている。
 本授業は,シーケンス制御に必要な制御用電気器具と基本制御回路,および実機によるプログラミングを理解する。
 
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)シーケンス制御に必要な制御用電気器具と
      基本制御回路の表現方法について説明
     できる。

(2)プログラマブルコントローラによるプログラ
      ミングができる。 
評価方法は,
  @中間試験,A期末試験
  とする。

評価配分は,
  @40%,A60%とする。
 
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (C)@ JABEE基準1(1) (d)−(1)−@
授      業      計      画 項    目 内      容  
  授業の進め方
シーケンス制御とは何か
授業のスケジュールと評価方法について,またシーケンス制御の概要とそれに関する規格について説明する。
第1
 
  シーケンス制御に用いる電気機器 と制御用器具 シーケンス制御に用いられる主な電気機器と制御用器具の動作と図記号について説明する。
第2
 
  接点の種類とシーケンス図 シーケンス制御に良く使われる接点と制御回路図であるシーケンス図の書き方を説明する。 
第3
 
  論理回路 シーケンス制御に使われる制御回路でもっとも基本となるAND,OR,NAND,NORなどの論理回路の作り方を説明する。
第4
 
  自己保持回路とインタロック回路  シーケンス制御の独自な回路である自己保持回路とインターロック回路の作り方を説明する。
第5
 
  シーケンス制御回路の例 電動機始動停止制御回路について説明する。
第6
 
  中間まとめ 中間まとめとして試験を実施する。
第7
 
  試験の説明とプログラマブルコントローラ  中間まとめ試験の説明を行い,工場などでシーケンス制御のために使われるプログラマブルコントローラ(PLC)の概要について説明する。 
第8
 
  PLCの使い方  プログラマブルコントローラ(PLC)の使い方について説明し,その練習をする。 
第9
 
  PLCによる論理回路 PLCを使って各種論理回路を実現できるよう練習する。 
第10
 
  PLCによるタイマ回路 とカウンタ回路  PLC内部にもつタイマを用いた制御回路とカウンタを使って計数を行う制御回路を実現できるよう練習する。 
第11
 
  PLCによる自己保持回路とインタロック回路 PLCを使って自己保持とインタロックを行う制御回路を実現できるよう練習する。
第12
 
  PLCによる繰り返し回路 PLCを使って繰り返し同じ動作をする制御回路を実現できるよう練習する。 
第13
 
  PLCによるシーケンス回路の例 PLCを使ったさまざまな制御回路を実現できるよう練習する。 
第14
 
  まとめ 全体の学習事項のまとめを行う。
また,授業評価アンケートを行う。
第15
 
関連科目 電気製図,生産システム工学  
教 科 書 シーケンス図を学ぶ人のために(大浜庄司 著・オーム社)   
参 考 書 電気製図(緒方興助 他著・実教出版)   
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。  
副担当教員    
備  考 講義中の演習,レポートなどは,成績評価には含まない。