科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
3003 国語V : Japanese V 3MB 2・90分 履修 講義・通年
教 員 名 中井 賢一 : NAKAI Kenichi
授業概要  主に検定教科書掲載の現代文・古文・漢文を素材として、国語科四内容(話す・聞く・書く・読む)についての応用力と実践力を養う。
 国語Uまでで培った読解力をもとに、現古漢の各領域とも、素材文の主題を明らかにした上で、それらについての自身の見解を論理的にまとめ、適切に表現する方法を身に付ける。
 語彙力の充実を図るため漢字小テストを、また、視点の多角化を図るため新書の10分間読書を、それぞれ継続的に実施する。
到 達 目 標 評 価 方 法
(1)評論・小説について、正しく読解することができる。
(2)古文・漢文について、言語事項を理解した上で、正しく読解することができる。
(3)論理的に思考し、自身の見解を的確に文字言語や音声言語として表現することができる。
@試験(中間・期末)(60%)
Aレポート・スピーチ発表(20%)
B漢字小テスト・読書記録・口頭発表等(20%)
学習・教育目標 G@ JABEE基準1(1)
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
  ガイダンス 授業の概要と授業の受け方について理解する。   評論(2)@ 野村雅一「自己演技と表情」を素材として、筆者の主張を的確に読み取った上で、それに対する自身の見解を組み立てる。
第1 第16
   
  評論(1)@ 河合隼雄「『心』の科学」を素材として、評論読解の方法を確認し、筆者の見解を的確に読み取る。   評論(2)A
第2 第17
   
  評論(1)A   評論(2)B
第3 第18
   
  国語表現(1) 「『心』の科学」の学習を踏まえ、「心と(の)○○」というテーマでスピーチをし、相互評価を行う。テーマスピーチの方法について理解する。   国語表現(4)@ 「自己演技と表情」の要約文を書いた上で、筆者の主張に対する自身の見解を、四段落構成法を用いて論じる。
第4 第19
   
  小説(1)@ 森鴎外「舞姫」を素材として、小説読解の方法を確認し、作品の主題を的確に読み取る。   国語表現(4)A 論考作品を回覧し、相互評価を行う。
第5 第20
   
  小説(1)A   小説(2)@ 梶井基次郎「檸檬」を素材として、作品の主題を的確に読み取った上で、この作品の特徴について自身の見解を組み立てる。
第6 第21
   
  小説(1)B   小説(2)A
第7 第22
   
  小説(1)C   小説(2)B
第8 第23
   
  小説(1)D   国語表現(5)@ 安部公房「赤い繭」を素材として、この作品の特徴について各自テーマを設定し、小論文としてまとめる。
第9 第24
   
  国語表現(2)@ 「舞姫」作中人物論を書く。   国語表現(5)A
第10 第25
   
  国語表現(2)A 作品を回覧し、相互評価を行う。   国語表現(5)B 論考作品を回覧し、相互評価を行う。
第11 第26
   
  古文@ 「やまと歌」を素材として、文法事項についての知識を整理するとともに、日本の文化思想について理解し、自身の見解を深める。   漢文@ 「使命」を素材として、漢文読解の方法について確認し、作品の主題を的確に読み取る。「使命」について自身の見解を深める。
第12 第27
   
  古文A 「六歌仙評」を素材として、文法事項についての知識を整理するとともに、文学享受の実態について理解し、自身の見解を深める。   漢文A
第13 第28
   
  古文B 「仮名序」と「真名序」を読み比べ、日本文化とその享受について、自身の見解を深める。   国語表現(6) 後期に読んだ新書をもとに、各自で問題設定を行い、レポートを書く。
第14 第29
   
  国語表現(3) 前期に読んだ新書をもとに、各自で問題設定を行い、レポートを書く。   まとめ 全体の学習事項のまとめを行う。
授業評価アンケートを行う。
第15 第30
   
関連科目 国語T、国語U
教 科 書 『精選現代文(改訂版)』大修館書店、『精選古典(改訂版)』大修館書店
参 考 書 『ステップアップ高校漢字問題集(東京書籍)、カラー版新国語便覧(第一学習社)
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員  
備  考 各自、10分間読書に用いる新書を準備しておくこと。