科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
3055 機械工作法U:Manufactureing Process U 3M 2・90分 履修 講義・通年 -
教 員 名 田戸 保:TADO Tamostu
授業概要 加工技術(ものづくり)は、わが国の産業を支える基盤技術である。授業科目「機械工作法T・U」では、各種加工法の原理、工程および特徴と工業的応用について体系的に説明する。2学年の後期では、非除去加工の前半(鋳造法および鍛造加工)について述べた。3学年前期では、非除去加工の後半(押出し加工、引抜き加工、圧延加工、転造加工、せん断・曲げ加工、絞り加工)と溶接法(溶接の概要、アーク溶接、ガス溶接、特殊溶接法、抵抗溶接法、圧接とろう付、ガスおよびアーク切断)について説明する。3学年後期では、除去加工(機械加工の目的と金属の切削機構、切削工具、と石およびと粒による加工)について説明する。
到 達 目 標 評 価 方 法
1)塑性加工技術に関する基礎知識が習得できる。                       2)溶接技術に関する基礎知識が習得できる。                        3)切削加工の基礎知識を的確に理解できる。                         4)と石およびと粒による加工の基礎知識を習得できる。 @中間試験、A期末試験、Bレポートで評価する。評価基準は@40%、A40%、B20%とする。
学習・教育目標   JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
  非除去加工の後半      1.塑性加工 1)圧延加工   除去加工   1.機械加工の概要 機械加工の位置付け、機械加工の分類について説明する。
第1 第16
   
    2)押出し加工   2.切削加工-金属の切削機構- 切削加工の基礎、切削時の変形と破壊現象、切削の様式、切りくずの形態と分類について説明する。
第2 第17
   
    3)引抜き加工     構成刃先の生成と切削温度、構成刃先を生じさせない切削条件について説明する。
第3 第18
   
    4)管材加工     切りくず生成とせん断領域、切削比とせん断角およびすくい角の関係式について説明し、摩擦仕事とせん断仕事について解説する。
第4 第19
   
    5)ねじおよび歯車の転造加工     切削抵抗について説明する。
第5 第20
   
    6)せん断・曲げ加工     比切削エネルギーと切削力の測定、切削方程式について説明する。
第6 第21
   
    7)絞り加工     切削油剤について説明する。
第7 第22
   
  前期中間まとめ 前期中間まとめとして試験を行う。   後期中間まとめ 後期中間まとめとして試験を行う。
第8 第23
   
  2.溶接 1)溶接の概要   3.切削工具 切削工具の形状と切削工具材料について説明する。
第9 第24
   
    2)アーク溶接     切削仕上げ面と工具摩耗について説明する。
第10 第25
   
    3)ガス溶接   4.と石およびと粒による加工 と粒加工の一般事項と、と粒・と石について説明する。
第11 第26
   
    4)特殊溶接法     研削の基礎、と石摩耗・と石寿命について説明する。
第12 第27
   
    5)抵抗溶接法     寸法精度と仕上げ面粗さ、研削面の表面損傷について説明する。
第13 第28
   
    6)その他の接合法(圧接、ろう付)     精密表面仕上げ加工について説明する。
第14 第29
   
    7)ガスおよびアーク切断   まとめ 全体の学習事項のまとめと、授業評価アンケートを実施する。
第15 第30
   
関連科目 工作電子実習T〜V、機械工作法T、設計製図CADT〜V、材料学T
教 科 書 前半:機械工作法T(朝倉・橋本・共立出版*機械工作法Tで使用したもの) 後半:機械工作法(佐久間・斉藤・松尾・朝倉書店)
参 考 書 機械工作法T(米津栄・朝倉書店) 機械工作法(加藤仁他2名・森北出版)
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員 藤田 和孝
備  考 必要に応じて資料を配布する。