科目コード 科      目      名  
8517  eコマースシステム論 : Electronic Commerce System  
教 員 名  松野成悟 : MATSUNO Seigo  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態
1K 2・100分 選択 講義・後期
授業概要 本授業では,インターネットを基盤とする今日的な情報革命とディジタル経済の展開をふまえ,情報システムが果たす社会的・企業経営的な役割について学習する。具体的には,情報システムの種類や特徴に関する基本的な認識を深めるとともに,企業間情報共有基盤としての電子データ交換(EDI)システムやeコマースの現状と動向などについて考察する。また,事例を引用しながら,情報システム,経営組織,および経営戦略の三者間の適合関係についても検討していきたい。  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)情報革命をふまえ,各種情報システムの種類や特徴が理解できる。
(2)EDIのしくみと企業間情報共有時の諸問題について考察できる。
(3)社会的・企業経営的な観点から,eコマースシステムが果たす役割や課題が説明できる。
評価方法および配分は,定期試験(50%),レポート(50%)とする。  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (C)A JABEE基準1(1) (d)-(4)
授      業      計      画 項    目 内      容  
  ガイダンス 本授業の概要を説明し,到達目標と評価方法を受講者に周知徹底する。
第1
 
  経営組織と情報システム@ 経営管理の機能と技術,情報システムとの関係などについて説明する。
第2
 
  経営組織と情報システムA 情報戦略の策定と情報統括役員(CIO)の役割について説明する。
第3
 
  情報システムの運用と管理@ 各種情報システムの形態と特徴について,その発展過程も含めて説明する。
第4
 
  情報システムの運用と管理A 情報システムの運営と管理について,アウトソーシングを中心に説明する。
第5
 
  情報システムの運用と管理B 情報システムの運営と管理について,情報化投資の評価を中心に説明する。
第6
 
  情報システムの運用と管理C 情報技術を活用した抜本的なビジネスプロセスの改革(BPR)の事例について説明する。
第7
 
  企業間電子商取引とEDI@ eコマースの現状と動向について,B2BおよびB2Cを中心に説明する。
第8
 
  企業間電子商取引とEDIA 電子データ交換(EDI)のしくみと史的発展過程について説明する。
第9
 
  企業間電子商取引とEDIB EDIデータの二次利用と決済,ならびに電子商取引に関する法規について説明する。
第10
 
  企業間電子商取引とEDIC インターネット調達の現状と課題について,eマーケットプレイスも含めて説明する。
第11
 
  オープンネットワークと企業間連携@ 供給連鎖管理(SCM)の概要を説明し,具体的な事例を検討する。
第12
 
  オープンネットワークと企業間連携A 製品アーキテクチャとモジュール化の概要について説明する。
第13
 
  オープンネットワークと企業間連携B 企業間における情報共有のモデル化について,トレーサビリティシステムも含めて説明する。
第14
 
  まとめ 本授業内容のまとめを行う。また,授業評価アンケートを実施し,理解度や目標到達度を確認する。
第15
 
関連科目 経営情報工学特論T  
教 科 書 適宜プリントを配布する。  
参 考 書 オープンネットワークと電子商取引(時永祥三ほか,白桃書房)  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。  
副担当教員    
備  考