科目コード 科      目      名  
8518 プログラミング特論 : Heuristic Techniques  
教 員 名 武藤義彦 : MUTO Yoshihiko  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態
1 2・100分 選択 講義・後期
授業概要 スケジューリング問題や巡回セールスマン問題などの組み合わせ最適化問題を解く手法として,最初に分枝限定法などの列挙法を学び,その問題点を明らかにする.次に,最適化問題の解法としてアニーリング,ニューラルネットワークおよび遺伝的アルゴリズムを学び,これらのコーディングを分析・応用することで各手法の特徴を明らかにする.  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)組合せ最適化問題の規模を把握できる.
(2)各手法の理論を説明できる.
(3)各手法をプログラムとして実装し,パラメータ設定等が与える影響を分析できる.
評価方法は,(1)期末試験,(2)レポートを評価する.評価配分は,(1)70%,(2)30%とする.  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (D)@ JABEE基準1(1) (d)-(3)
授      業      計      画 項    目 内      容  
  イントロダクション 組合せ最適化問題の定式化,ナップサック問題や巡回セールスマン問題などの例の提示
第1
 
  列挙法 分枝限定法と動的計画法
第2
 
  局所探索法 実数最適化問題を例として局所探索の手法を学ぶ
第3
 
  アニーリング(1) アニーリングの理論と実装の理解
第4
 
  アニーリング(2) SAを用いたナップサック問題の求解(問題の把握と実装)
第5
 
  アニーリング(3) SAを用いたナップサック問題の求解(実装の続き)
第6
 
  ニューラルネットワーク(1) ニューラルネットワークのアーキテクチャ:誤差関数と逆誤差伝播法
第7
 
  ニューラルネットワーク(2) 階層型ニューラルネットワークの実装の理解,および簡単な問題を用いたシミュレーション
第8
 
  ニューラルネットワーク(3) NNを用いた株価予測モデルの構築(問題の把握と実装)
第9
 
  ニューラルネットワーク(4) NNを用いた株価予測モデルの構築(実装の続き)
第10
 
  遺伝的アルゴリズム(1) 遺伝的アルゴリズムの基本概念であるコード化,選択,交叉,突然変異オペレータ
第11
 
  遺伝的アルゴリズム(2) 巡回セールスマン問題のためのコード化,交差,突然変異の検討
第12
 
  遺伝的アルゴリズム(3) GAを用いた巡回セールスマン問題の求解(問題の把握と実装)
第13
 
  遺伝的アルゴリズム(4) GAを用いた巡回セールスマン問題の求解(実装の続きと解の検討)
第14
 
  まとめ 全体の学習事項のまとめを行う.また授業評価アンケートを行う.
第15
 
関連科目    
教 科 書    
参 考 書 伊藤・草薙,コンピュータシミュレーション,オーム社  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。  
副担当教員    
備  考 適宜プリントを配布する