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センターについて地域共同テクノセンターのご紹介

センター長挨拶

    テクノセンター長
    地域共同テクノセンター長
    藤田 活秀

     平成28年4月1日付けで副校長(研究担当)兼 地域共同テクノセンター長に就任しました。民間企業での経験(15年)と教員の経験(12年)を活かして、微力ではありますが、地域共同テクノセンターの役割を押し進めて行きたいと思いますので宜しくお願い致します。

     宇部高専・地域共同テクノセンター(以下テクノセンターと称す)の活動が目指すところは、@民間等外部の機関との共同研究および研究交流を推進すること、 A本校の教育・研究の支援および発展に寄与すること、併せてB地域における教育・文化および産業技術の振興・発展に寄与することです。 テクノセンターの業務推進組織は、平成20年度より「教育研究推進室」と「地域交流推進室」から構成され、教育研究推進室が上記@、Aを担当し、 地域交流推進室がBを担当するといった役割分担により組織としての活動の活性化を図り、地域貢献の充実を目指してきました。それらの活動の中で、 シンポジウムやテクノカフェ、地域企業訪問、テクノフェア、寺子屋づくり、市民文化サロン、公開講座等々の事業が定着し、地域企業との交流が活発になってきていると感じております。 その一方で、国からの運営費交付金の減額は年々深刻さを増し、テクノセンターの使命として、特色ある研究を活性化させ、外部資金を獲得することにより、 宇部高専の生き残りに貢献することが従来に増して強く求められる様になりました。テクノセンターでは平成26年度より科研費の全員申請を掲げ、 採択率向上のための申請書向上支援システムを稼働させ、全国の高専でもトップクラスの科研費獲得を果たしています。

     この科研費獲得の成果が評価され、宇部高専は、高専機構から平成28年度の「研究推進モデルトライアル校」に指定されました。現在、全国の高専は5つのブロックに分けられており、宇部高専は第4ブロック(中国・四国ブロック)での指定となりました。 「研究推進モデル校」とは、高専機構の研究推進及び産学連携の推進を図る上で取組みの良いモデルとなる学校のことで、モデル校になる準備段階としての学校が「研究推進モデルトライアル校」となります。モデル校の目的と意義は下記とされています。

    (1) 校長のリーダーシップの下、学校全体で研究推進、産学連携、外部資金獲得、教育への研究成果の還元を目的として取組む
    (2) 研究の成果を教育に積極的に受入れ、学生のレベルアップに繋げ、それを更に研究力の強化に結びつけるという教育・研究の双方の向上サイクルを創り回す
    (3) 学校教職員の研究意識の向上に繋げる
    (4) 研究への取組に関して、他の学校の良いモデルとなる
    (5) 所属ブロックの他の学校と連携しながらブロック全体の研究の活性化に貢献する
    この制度は平成27年度からの試みで、鶴岡高専(第1ブロック)と長岡高専(第2ブロック)が最初のトライアル校に選ばれ、両校は本年度からモデル校に昇格しています。平成28年度は、宇部高専の他に富山高専(第3ブロック)と鹿児島高専(第5研究推進モデルトライアル校ブロック)がトライアル校に指定されています。

     研究推進モデルトライアル校として、宇部高専は『現場・現物を意識した応用研究に軸足をおき、地域特性を活かした研究の推進』をスローガンに掲げ、モデル校への昇格を目指します。具体的には、「太陽光発電」に関する研究グループと「浅場の保全・再生」に関する研究グループにおいて、 第4ブロック内の他の高専との研究者ネットワークの構築を図ることで更に研究力を高め、これらの研究テーマを地域企業との共同研究に発展させたいと考えています。 また、医療関連分野への研究に進出する準備を進めています。山口県では、付加価値が高く成長が期待される環境・エネルギーや医療関連分野の事業化が推進されており、 これらの研究テーマはこういった地域ニーズにも良く対応していると思います。また、研究グループで結成された研究者ネットワークを活かし、大型外部資金の獲得を目指します。 これらの活動は、テクノセンターが担う新たな役割となります。更に、学内の研究推進体制を強化する為に、研究奨励教員制度を設立し、テクノセンターの体制に組込むことを計画しています。

    組織図
     この様に、テクノセンターは今年から新たな重要な役割を担う組織となりますが、これを機に、益々地域に開かれ、根ざし、そして活用される学校として 「地域に役立つ宇部高専」を目指したいと思っています。今後とも関係の皆様のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。


組織図と業務計画

表1 地域共同テクノセンターの目的と推進室の対応
目 的 センター規則
第2条
テクノセンター推進室の業務に関する規則第2条および第3条 対応する推進室
@産学連携の推進 民間等の外部機関との共同研究と研究交流の推進 1) 共同・受託研究への対応、2) 技術相談への対応、3) 地域企業のニーズ調査、4) 教育研究成果・シーズの発信、5) 産学連携の成果事例の発表・展示、6) その他 教育研究推進室
A教育研究活動の推進 本校の教育研究の支援及び発展への寄与 1) 施設・設備の管理・運営、2) 教育研究活動を活性化する企画、3) 学科・分野を超えた学内研究グループの構築、4) 研究発表会の開催、5) 研究業績リスト等の作成と開示、6) 競争的外部資金の獲得への取組、7) その他
B地域貢献への支援 地域における教育・文化及び産業技術の振興・発展への貢献 1) 公開講座・セミナー等の開催、2) 自治体等の地域連携施策への対応、3) 地域の各種イベントへの対応、4) 宇部高専T&Bとの連携、5) 人材育成事業への対応、6) 学外会議への対応、7) その他 地域交流推進室

表2 地域共同テクノセンター委員会の構成(平成28年度)
センター長 藤田 活秀 機械工学科
副センター長 兼 教育研究推進室長 廣原 志保 物質工学科
副センター長 兼 地域交流推進室長 田川 晋也 経営情報学科
技術長 森下 泰雄 技術室
企画連携事務室副室長
企画連携事務室連携係
教育コーディネータ

表3 両推進室の組織構成(平成27年度)   
教育研究推進室長 廣原 志保     地域交流推進室長 田川 晋也    
委員 後藤 実 機械工学科 委員 一田 啓介 機械工学科
委員 碇 智徳 電気工学科 委員 成島 和男 電気工学科
委員 伊藤 直樹 制御情報工学科 委員 勝田 祐司 制御情報工学科
委員 茂野 交市 物質工学科 委員 友野 和哲 物質工学科
委員 挾間 雅義 経営情報学科 委員 岸川 善紀 経営情報学科
委員 白根 竹人 一般科(理系) 委員 赤迫 照子 一般科(文系)
教育コーディネータ 竹本 信司   

organization chart

年間事業計画

  • 第12回テクノカフェセミナー 2016年5月27日
  • 特別教育研究費成果報告会 2016年6月15日
  • 第13回テクノカフェセミナー 2016年8月
  • 第14回テクノカフェセミナー 2016年10月19日
  • 宇部高専テクノフェア2016 2016年12月8日
  • 第15回テクノカフェセミナー 2017年2月15日
  • 宇部高専テクノフェア2016 2016年2月
  • 公開講座・市民文化サロン

事業内容

本センターの事業内容は、@産学連携の推進、A教育研究活動の推進、B地域貢献への支援という大きく3つの目的に応じて区分されます。ここでは、そのいくつかの事業を紹介いたします。
【技術相談】
「もし、こんなモノが出来たら・・・・」「測定機器を使いたい」などでお考えの企業の方はご相談下さい。専門スタッフがご相談を受け、適任者をご紹介いたします。 高専の専門分野である、機械・電気などはもちろん、経営についてもまずはご相談ください。専門スタッフがコーディネートして、適任者をご紹介いたします。
【本校の学科構成】機械工学科・電気工学科・制御情報工学科・物質工学科・経営情報学科
申請と手続きの流れはこちら
【共同研究】
企業の取り組みテーマや直面している課題について、企業からの研究員(受け入れ可能、ただし研究員費として1人につき1年42万円が必要。企業において研究される場合は研究員費は不要)とともに本学教員等が共同で研究を行っていきます。いわば、企業と本学が共同で新製品や新技術の開発を行う制度です。費用は負担していただきます。
 共同研究等の実施までの流れです。詳細についてはご相談ください。
 @ 電話等によるご相談
 A 専門スタッフによるヒアリング
 B 適任者の紹介
 C 申込・事業実施
申請と手続きの流れはこちら
【受託研究】
企業の取り組みテーマや直面している課題について、教員が専門知識やノウハウ及び高度先端設備機器を活用し、課題に取り組み問題解決にあたります。いわば、企業の研究開発をバックアップする制度です。共同研究との相違点は、企業からの全面受託です。費用は負担していただきます。
【研究例】
 ◇ヘテロな系への応用できるAFM−EM相関顕微鏡法の開発
 ◇TiB2基複合材の常圧合成法の開発
 ◇Znポルフィリンを用いた新規ガン診断治療薬の開発
 ◇やまぐちグリーン部材クラスター(及び太陽電池用シリコンの減量・再生技術の開発)
 ◇廃Siのリサイクルによる多結晶Si薄膜の電気化学的作製技術の開発
 ◇分岐鎖をもつビスフェノール類を用いたフレキシブル基板用フォトレジスト樹脂の開発
 ◇イオンスイッチを導入した機能性リポソームの薬物輸送の評価
 ◇最密充填構造を模倣した廃Siからの3次元マクロ多孔質-Si構造体の創製
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【寄附金】
本校教員等の学術研究や、教育の充実発展に活用するための寄附金を、企業等から受け入れています。いわば、産学連携による研究開発を推し進める制度です。寄附者は研究目的や、教員を指定いただけます。
申請と手続きの流れはこちら
【技術セミナー ・ 技術研修会 ・ 公開講座等の開催】
民間企業や各機関の研究者の方と、本学研究者の意見交換の場として「研修会」の実施や、人材育成のセミナーを開催しております。
【卒業研究・特別研究のテーマの公募】
企業がお持ちの技術的問題を積極的に学生の卒業研究テーマとして、あるいは専攻科生の特別研究テーマとして取り入れております。是非お気軽にご相談ください。
詳細はこちらをご覧ください。
過去5年間のの企業ニーズ取込実績はこちら
申請と手続きの流れはこちら
【宇部高専テック アンド ビジネスコラボレイト】
「宇部高専地域振興協力会」を略して「宇部高専T&B」といいます。地域産業界と連携して技術や実務の交流を深め、地域発展に寄与しています。“T&B”の活動を円滑にするためのサポートをしています。

刊行物など

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.26(2015年11月発行)

    地域テクノセンターNews&Reports 26 の発行に寄せて −校長 三谷知世
    地域テクノセンター長挨拶 − センター長 南野郁夫

  • 宇部高専主要設備・機器
     宇部高専・地域共同テクノセンターでは地域企業との共同研究や技術相談などの研究・技術交流を推進するとともに、人材育成事業等を通じた地域貢献活動を行なっています。
     この度、宇部高専が保有している教育、研究のための様々な設備・機器を地域中小企業の皆様にも広く活用していただくために、保有設備・機器のパンフレットを作成しました。
     本パンフレットは、技術分野別に機器の仕様、用途、測定例などが簡潔に記載されており、専門分野以外の人にも理解しやすいようになっています。
     地域中小企業の皆様には、自社製品の開発や品質管理、自社技術の高度化などのために積極的に活用くださいますようお願いいたします。

    (図をクリックするとPDFファイルが開きます。 )

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.25(2014年7月発行)

    就任のご挨拶 −校長 三谷知世
    “地域共同テクノセンター 2013年度News&Reports”の発刊に寄せて − センター長 藤田和孝

  • 宇部高専の上手な利用方法
     宇部高専・地域共同テクノセンターでは、企業を含めた地域交流を図ると共に人材育成事業などを通じて地域貢献活動を行っています。
     宇部高専では以前から地域貢献の一つとして技術相談を受けていましたが、この度、より気軽に相談の申し込みができるように「宇部高専の上手な利用方法」としたパンフレットを作成しました。相談範囲は、@アイデア相談、A技術相談、B共同研究としており、対応は相談内容に適した教員が当たるようにしております。地域からの具体的な相談は教員・学生に対して実践的教育として非常に有益です。
     お気軽に、遠慮なく、どしどし相談していただきますようお願いいたします。

    ( 図をクリックすると拡大します。 )

  • COLLABORATION !−地域連携の拠点をめざして

      ( 図をクリックすると拡大します。 )

  • COLLABORATION !−Aiming at being a base of area cooperation(英語版リーフレット)

       ( 図をクリックすると拡大します。 )

  • 宇部高専研究シーズ集 2010(2010年7月発行)
    ニュース&レポート(旧センターニュース)・研究シーズ集
     約4年ぶりに研究シーズ集を更新し、本校教員の「専門分野」や「キーワード」、「研 究テーマ」をはじめとして、「研究シーズの概要」について図表を用いて分かりやす く記述・説明するよう工夫いたしました。また、「技術協力・地域貢献可能分野」も 具体的に明示しています。

  • 小中学生のみなさんへ イラストによる研究紹介(小中学生向けシーズ集)(2011年6月発行)

     「宇部高専研究シーズ集」の内容を小中学生向けに分かりやすいイラストを付けて紹介しています。

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.24(2013年7月発行)

    宇部高専創立50年と地域共同テクノセンター −校長 福政修
    より良い教育・研究の支援とさらなる地域貢献の向上を目指して − センター長 藤田和孝

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.23(2012年11月発行)

    創立50周年を迎えた宇部高専 −校長 福政修
    より良い教育・研究の支援と地域貢献の向上を目指して − センター長 藤田和孝


  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.22(2011年7月発行)

    挑戦し、探求し、高く羽ばたく 宇部高専 −校長 福政修
    更なる地域へのサービスの向上を目指して − センター長 山崎博人

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.21(2010年6月発行)

    巻頭言
    1.地域に役立つ宇部高専を目指して−校長 福政修
    2.新体制での2年間の運営を振り返って− センター長 山崎博人

  • 地域共同テクノセンターNews&Reports No.20(2009年7月発行)

    巻頭言
    1.ご挨拶 − 校長 福政修
    2.新体制1年目の運営を振り返って − センター長 山崎博人

  • 地域共同テクノセンターNEWS No.19(2008年6月発行)
    巻頭言
    1.地域社会に開かれた宇部高専として − 校長 幡中憲治
    2.開設から21年目を迎えたセンター長に就任して − センター長 山崎博人
    3.平成19年度中小企業人材育成事業“Craftsmanship Studio 2007”を終えて − 前センター長 杉本信行
    4.宇部高専T&Bの活動 − 宇部高専T&B事務局長 日高良和

  • 目指せ!プロフェッショナルエンジニア−われら高専パワー全開

    編さん: (独)国立高等専門学校機構産学連携・地域連携委員会
          「社会で活躍する高専卒業生たち」編集委員会
          出版社: 日刊工業新聞社
          出版日: 2008年3月
          定 価: 1,680円


     昭和37年に創設された高等専門学校は、これまでに約35万人の卒業生を世に送り出し、これらの人材は、社会で卓越した活躍をし、多くの足跡を残してきました。
     本書は、このような卒業生の活躍を広く紹介し、「創造性のある実践的技術者の育成」によって産業界や社会に貢献するという高等専門学校の使命について、一般の方々の理解を深めて頂くために企画・刊行されました。
     本書の中では、モノづくり(設計・品質管理)や、製造技術・生産管理、情報通信(IT)・ソフト開発など、11の各分野ごとに、企業や大学、研究機関などの第一線でご活躍されている技術者、経営者、起業家、研究者などの高専卒の方々が計95名紹介されています。
     なお、本校のOBからは、(株)プライムゲート社長の梅田氏と、宇部興産(株)ご勤務の西野氏が寄稿されております。
     ※国立高専機構による本書の紹介ページ