科目コード |
科 目 名 |
学年 |
単位・時間 |
科目区分 |
授業形態 |
学修単位 |
2082 |
機 構 学 :Mechanism |
3 |
2・90分 |
履修 |
講義・通年 |
- |
教 員 名 |
藤田 和孝 : FUJITA Kazutaka |
授業概要 |
機構とは,機械を構成する部品(要素)が互いに他の運動を制限しあって,ただ一通りの運動をする組合せをいう。例えば,ピストン,連接棒,クランクおよびシリンダを組合わせたエンジンの機構(往復スライダクランク機構)などがある。機構学では,
機械の原理を理解する上や機械設計を行う上で必要となる各種の基本的な機構と,その機構の基礎的解析方法について学ぶ。 |
到 達 目 標 |
評 価 方 法 |
(1)機械の運動を限定する各種の基本的な機構を知り、説明できる。(2)それらの変位、速度,加速度等を求められる基礎的解析力を身につけ,利用できる。 |
@前期中間試験,A前期末試験,B後期中間試験およびC学年末試験により評価する.重みは各25%とする. |
学習・教育目標 |
(C) |
JABEE基準1(1) |
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授 業 計 画 |
回 |
項 目 |
内 容 |
授 業 計 画 |
回 |
項 目 |
内 容 |
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機構学概説 |
機構学はなぜ必要か。 ペアと限定運動,スケルトン。 |
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ねじ |
ねじの基本事項,ねじの摩擦 |
第1 |
第16 |
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瞬間中心 |
瞬間中心,瞬間中心を求める演習。 |
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ねじ |
演習 |
第2 |
第17 |
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ケネディの定理 |
ケネディの定理,同定理を用いた瞬間中心を求める演習。 |
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ねじ |
ねじペアをもつ機構 |
第3 |
第18 |
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連鎖 |
限定連鎖の成立条件,同条件を使う演習。瞬間中心の数。 |
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摩擦車 |
直接触電動,すべり接触,ころがり接触,圧力角 |
第4 |
第19 |
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四節回転連鎖 |
てこクランク機構,両クランク機構,両てこ機構,思案点,死点 |
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摩擦車 |
直接触電動,すべり接触,ころがり接触,圧力角 |
第5 |
第20 |
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スライダクランク連鎖 |
往復・回転・揺動・固定スライダクランク機構 |
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摩擦車 |
角速度比一定なころがり接触(平行軸,交差軸の場合),演習 |
第6 |
第21 |
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中間まとめ |
前期中間評価(試験
)を行う |
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中間まとめ |
後期中間評価(試験)を行う |
第7 |
第22 |
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スライダクランク連鎖の解析 |
変位,速度,加速度の解析 |
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摩擦車 |
静止摩擦,運動摩擦,摩擦角,動力 |
第8 |
第23 |
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運動の図式解法 |
速度の相似則,分速度,相対速度,角速度比 |
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摩擦車 |
溝付き摩擦車,変速機構,演習 |
第9 |
第24 |
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運動の図式解法 |
移送法,連節法,分解法, |
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摩擦車 |
演習 |
第10 |
第25 |
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運動の図式解法 |
演習 |
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歯車 |
概説,歯車列,歯数比 |
第11 |
第26 |
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特殊運動機構 |
倍力装置,早や戻り機構,平行運動機構 |
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歯車 |
演習,変速機構 |
第12 |
第27 |
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特殊運動機構 |
正確直線運動機構,近似直線運動機構 |
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歯車 |
遊星歯車装置 |
第13 |
第28 |
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特殊運動機構 |
自在継手 |
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歯車 |
歯車の特殊機構,演習 |
第14 |
第29 |
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まとめ |
前期の学習事項のまとめを行う。 |
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まとめ |
全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを行う。 |
第15 |
第30 |
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関連科目 |
数学(微分,積分,三角関数,幾何学,ベクトル) |
教 科 書 |
機構学(コロナ社,佃 勉著) |
参 考 書 |
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授業評価・理解度 |
学年末に授業評価アンケートを行う。授業中に行う単位毎の演習と質問でも理解度を随時評価し,授業に反映させる. |
副担当教員 |
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備 考 |
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