科目コード | 科 目 名 | 学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | |||||||||||||
2412 | 基礎物質工学演習:Exercises in Fudamental Chemistry | 4C | 1・50分 | 必修 | 演習・通年 | - | |||||||||||||
教 員 名 | 柿並 孝明:KAKINAMI Takaaki | ||||||||||||||||||
授業概要 | 1年から3年まで学んだ内容の内、物質工学の基礎となる化学に重点を置き、復習を中心に演習を行う。来る就職や進学に備えるとともに、、卒業研究での実験や考察の基礎を固める。 | ||||||||||||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | ||||||||||||||||||
(1)物質量、濃度、反応熱の基本的な計算ができる。 (2)基本的な化学反応式をつくることができる。 (3)単位、物質・熱収支を理解し、基本的な計算がでる。 (4)演習を通じ、自然現象、身の回りの”もの”を化(科)学的に理解できる。 |
評価方法は、@中間試験、A期末試験、Bレポートで評価する。 評価配分は、@40%、A40%、B20%とする。
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学習・教育目標 | A@ | JABEE基準1(1) | (C) | ||||||||||||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | 授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | ||||||||||||
基礎知識 | 原子、原子量、分子、分子量、組成式、式量 | 結合と構造異性 | 原子の電子配置、イオン結合と共有結合、炭素と共有結合、分極した共有結合、多重共有結合 | ||||||||||||||||
第1 | 第16 | ||||||||||||||||||
基礎知識 | モル、モル濃度、ファクター | 結合と構造異性 | 構造異性、構造式の書き方、簡略化した構造式の書き方、形式電荷、共鳴 | ||||||||||||||||
第2 | 第17 | ||||||||||||||||||
酸・塩基・価数 | 酸とは、塩基とは、酸塩基の定義・酸塩基の規定度 | 結合と構造異性 | σ結合、炭素のsp3混成軌道・正四面体構造 | ||||||||||||||||
第3 | 第18 | ||||||||||||||||||
中和反応と濃度計算 | 中和反応とは、滴定による濃度の求め方 | アルカンとシクロアルカン | アルカンの構造、有機化合物の命名法、IUPAC規則と使い方、 | ||||||||||||||||
第4 | 第19 | ||||||||||||||||||
酸化還元 | 酸化とは、還元とは | アルカンとシクロアルカン | アルキル及びハロゲン置換基、アルカンの立体配座 | ||||||||||||||||
第5 | 第20 | ||||||||||||||||||
酸化還元 | 酸化剤・還元剤の価数、電子のモル数 | アルカンとシクロアルカン | シクロアルカンの命名と立体配座、シクロアルカンのcis-trans異性 | ||||||||||||||||
第6 | 第21 | ||||||||||||||||||
酸化還元 | 酸化剤・還元剤の規定度 | アルカンとシクロアルカン | 異性体に関するまとめ、ハロゲン化の遊離基連鎖機構 | ||||||||||||||||
第7 | 第22 | ||||||||||||||||||
化学反応式を用いた計算 | 様々な反応、中和反応 | アルケンとアルキン | 定義と分類、命名法、二重結合の特徴・軌道モデル、π結合、アルケンのcis-trans異性 | ||||||||||||||||
第8 | 第23 | ||||||||||||||||||
化学反応式を用いた計算 | 酸化還元反応 | アルケンとアルキン | 付加反応と置換反応の比較、極性付加反応、非対称なアルケンへの非対称な反応剤の付加:Markovnikov則 | ||||||||||||||||
第9 | 第24 | ||||||||||||||||||
パーセント、密度、含有率、希釈 | パーセント濃度、比重とは | アルケンとアルキン | アルケンの求電子付加反応の機構、アルケンのホウ水素化、水素の付加、共役系への付加、アルケンの酸化 | ||||||||||||||||
第10 | 第25 | ||||||||||||||||||
パーセント、密度、含有率、希釈 | 様々なパーセント濃度 | アルケンとアルキン | 三重結合に関する事実、三重結合の軌道モデル、アルキンの付加反応、アルキンの酸性度 | ||||||||||||||||
第11 | 第26 | ||||||||||||||||||
パーセント、密度、含有率、希釈 | その他の濃度表示法、含有率と含有量、実際の化学分析への応用、溶液の希釈法 |
芳香族化合物 | ベンゼンについて、共鳴構造モデル、軌道モデル、書き方、芳香族化合物の命名法 | ||||||||||||||||
第12 | 第27 | ||||||||||||||||||
水素イオン濃度 | 水素イオンの濃度とpH(1) | 芳香族化合物 | ベンゼンの共鳴エネルギー、芳香族化合物における求電子置換反応、求電子置換反応の機構、 |
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第13 | 第28 | ||||||||||||||||||
水素イオン濃度 | 水素イオンの濃度とpH(U) | 芳香族化合物 | 活性化する置換基と不活性化する置換基、o−,p−配向性基とm−配向性基、合成反応における配向性 | ||||||||||||||||
第14 | 第29 | ||||||||||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う。 | まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う。また、授業評価アンケートを行う。 | ||||||||||||||||
第15 | 第30 | ||||||||||||||||||
関連科目 | 化学、生物、無機化学、分析化学、有機化学、物理化学、化学工学 | ||||||||||||||||||
教 科 書 | 溶液の化学と濃度計算」丸善・ハート「基礎有機化学」培風館 | ||||||||||||||||||
参 考 書 | |||||||||||||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | ||||||||||||||||||
副担当教員 | |||||||||||||||||||
備 考 |