科目コード 科      目      名  
3145 国語U(古文):JapaneseU  
教 員 名 岩城賢太郎:IWAGI Kentarou  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
2MES 1・90分 履修 講義・前期
授業概要 基礎的な文法事項等の復習を経たのち、説話・随筆・物語・日記・軍記物語・和歌・俳諧など、様々なジャンルの、著名な日本の古典文学作品を、客観的に分析・読解する。その上で、後の時代の関連作品(改作・芸能・絵画など)の紹介・鑑賞などを織り交ぜながら、個々人による作品の鑑賞を深め、いろいろな古典文学作品を楽しむことのできる教養を、討議やプレゼンテーションを交えつつ、身につけてゆく。
古典文学作品を鑑賞するための基礎知識や教養の習得を目指して、毎時、チェックテストを行う。
 
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)基礎的な古典文法力が身につく。助詞・助動詞などの主な意味・用法を理解することができる。(語学的理解)
(2)古典常識や修辞法等を理解することができる。古典文学作品に見える生活・社会・宗教などを知る。(精神的・歴史的理解)
(3)作品を分析し、文脈を正確に読み解くことができる。作中時間・作中場所・作中人物の3要素を押さえながら、作品の場面展開を正確に読み取ることができる。
(4)作品を多様な角度から鑑賞し、個々人の理解を深めることができる。
@定期試験(中間・期末試験)、A漢字テスト、レポート等提出物、及び平常点(受講態度)により評価する。各定期試験の評価は、@60%、A40%とし、前期・後期、計4回の評価の平均を学年末の成績とする。
国語U[3単位]の最終評価は、国語U(現代文・漢文)[2単位]と国語U(古文)[1単位]を2:1として総合的に評価する。
 
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (G) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容  
  ガイダンス 半期の授業概要・到達目標・成績評価方法等を、シラバスをもとに説明する。
第1
 
  説話 中世の説話文学について概説する。
中世の説話の一節を読む。
第2
 
  随筆@ 随筆というジャンルの特殊性や多様性、随筆の文学作品について概説する。
伝統的な日本の美意識・価値観・宗教観について考える。
中古・中世の随筆の一節を読む。
第3
 
  随筆A
第4
 
  日記@ 中古・中世の日記文学の展開について概説する。
中古・中世の幾つかの日記文学の一節を読む。
第5
 
  日記A
第6
 
  和歌・歌謡 和歌文学の展開について概説する。
中世の歌謡について概説する。
第7
 
  中間のまとめ 中間のまとめとして、試験を実施する。
第8
 
  物語 中古・中世の物語文学の展開について概説する。
中古・中世の幾つかの物語の一節を読む。
第9
 
  源氏物語@ 源氏物語について概説する。
源氏物語の著名な場面を読む。
中古・中世・近世・近現代の源氏物語の享受の様相と、海外での源氏物語の享受について概観する。
源氏物語の文化的展開の多様性について考える。
第10
 
  源氏物語A
第11
 
  評論 近世の評論について概説する。
近世の評論の一節を読む。
第12
 
  浮世草子 浮世草子について概説する。
浮世草子の作品を読む。
第13
 
  浄瑠璃 浄瑠璃の作者・作品・展開について概説する。
浄瑠璃作品をVTR等で鑑賞する。
第14
 
  総括 1年間の授業を総括する。
授業評価アンケートを行う。
第15
 
関連科目 国語T  
教 科 書 『精選 古典 改訂版』(大修館書店)  
参 考 書 カラー版新国語便覧(第一学習社)・各種古語辞典  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。  
副担当教員    
備  考 プリントを管理するファイル・バインダー等を各自準備すること。