科目コード 科      目      名  
3167 社会科学U Social Science U  
教 員 名 岩元 修一 IWAMOTO Shuichi  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
5B 1単位・100分 必修 講義・前期
授業概要   本講義では、現在問題となっている貧困の問題、具体的には「派遣」や「ワーキング・プア」などの言葉で指摘されている人たち及びそのような人たちを生み出した日本社会の現状と対応策について考える。社会と政治に対する問いかけである(テキスト)という貧困の問題を通して、外国の事例も検討しながら、様々な立場の人々のありようを理解できるようにしたい。なお、この講義では班ごとの報告と質疑を軸に授業を進めていく予定である。  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
@現在の日本社会の貧困の現場とはどのようなものか、政府の対応やセーフティネットの現状も含めて説明できる。A反貧困の現場とはどのようなものか、その現状を具体的に説明できる。                       評価方法は、@試験50%(中間25%、期末25%)、A課題(30%)、C自習シート(自学自習の課題)(20%)とする。  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (F)BC JABEE基準1(1) (a)
授      業      計      画 項    目 内      容  
  はじめに 授業の概要と進め方、評価方法について説明する。
第1
 
  貧困問題の現場(1) 導入として具体例を説明する。
第2
 
  貧困問題の現場(2) セ−フティネットの現状を説明する。
第3
 
  貧困問題の現場(3) 様々なしわ寄せを受ける人々について説明する。
第4
 
  貧困問題の現場(4) 排除のあり方について説明する。
第5
 
  貧困問題の現場(5) 自己責任論について説明する。
第6
 
  中間まとめ 中間のまとめとして試験を行う。
第7
 
  貧困問題の現場(6) @試験の解答。A見えない”溜め”と貧困問題のスタートラインについて説明する。
第8
 
  反貧困の現場(1) 市民活動、市民領域の復権を目指す動きを説明する。
第9
 
  反貧困の現場(2) <もやい>という活動について説明する。
第10
 
  反貧困の現場(3) 貧困ビジネスについて説明する。
第11
 
  反貧困の現場(4) 互助の仕組み作り、法律家の動きについて説明する。
第12
 
  反貧困の現場(5) ナショナル・ミニマムについて説明する。
第13
 
  反貧困の現場(6) 強い社会について説明する。
第14
 
  まとめ 期末試験の解答を行い、アンケートを実施する。
第15
 
関連科目 法学、日本史、世界史、倫理、政治経済、現代社会  
教 科 書 湯浅誠著『反貧困ー「すべり台社会」からの脱出』(岩波書店)  
参 考 書 講義の中で提示する。  
授業評価・理解度 途中で尋ねることもある。最後にアンケート調査を行う。  
副担当教員    
備  考 評価方法や授業の進め方を説明するので初回は必ず出席すること。出席状況は各自で確認すること。