科目コード | 科 目 名 | |||||||||
3191 | 基礎電子工学T・ Fundamental Electronics Engineering T | |||||||||
教 員 名 | 渡邊孝博 ・ WATANABE Takahiro | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | ||||||
5C | 1・100分 | 必修 | 講義・前期 | ○ | ||||||
授業概要 | 電気電子回路の素子の性質、回路の基本的な法則および基本動作を説明する。ついで、半導体の構造と動作原理、電気的性質を説明し、ダイオードやトランジスタの動作と用途、基本的な回路を説明する。さらに、集積回路の構造と設計・製造技術を紹介し、現代の電子システム技術の全体概要を紹介する。最後に、ディジタル数学の基礎を説明し、論理と2進表現、論理式の意味を説明し、ディジタル電子工学の基礎知識を修得させる。 | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
1)電気・電子素子及び回路の基本的事項と設計・解析の基本法則を理解する。 2)半導体及び集積回路の構造と性質を理解し、製造・設計工程を理解する。 3)2進数を理解し、論理命題を真理値表で表すこと及び論理式を理解する。 |
評価方法は、@期末試験、A中間試験、B小テスト及びレポート等を総合的に評価する。 評価基準は、@40%、A40%、B20% とする。 | |||||||||
学習・教育目標 | (B) | JABEE基準1(1) | (d)−(1)−A | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
直流と交流 | 直流と交流の違い、電圧と電流の数式による表現について説明する。 | |||||||||
第1 | ||||||||||
回路素子 | 抵抗、コンデンサ、コイルの各素子の特徴と。電子回路における動作の特徴を説明する。 | |||||||||
第2 | ||||||||||
回路の接続 | 直列接続と並列接続、および、直列・並列を混合した回路接続方式について説明する。 | |||||||||
第3 | ||||||||||
回路の解析 | 回路動作を理解するための基本的な法則と解析するための手法を説明する。 | |||||||||
第4 | ||||||||||
半導体の基礎知識 | 良導体、半導体、絶縁体の違いと、P形半導体、N形半導体の構造および性質を説明する。 | |||||||||
第5 | ||||||||||
半導体ダイオード | 半導体ダイオードの構造と動作を説明し、整流回路を紹介する。 | |||||||||
第6 | ||||||||||
トランジスタ | 各種のトランジスタの構造と動作を説明する。 | |||||||||
第7 | ||||||||||
トランジスタ基本回路 | トランジスタのアナログ回路とディジタル回路への応用を説明する。 | |||||||||
第8 | ||||||||||
集積回路の基礎知識 | 集積回路(LSI)とは何かを説明し、その種類と構造を紹介する。 | |||||||||
第9 | ||||||||||
集積回路の製造 | 集積回路(LSI)の製造工程を説明し、加工・製造技術の発展の状況を紹介する。 | |||||||||
第10 | ||||||||||
集積回路の設計 | 集積回路(LSI)の設計の流れを説明し、設計手法の現状と動向を紹介する。 | |||||||||
第11 | ||||||||||
論理回路の数学 | 2進数をはじめ、ディジタル論理回路で用いられる数学(論理数学)の基礎を説明する。 | |||||||||
第12 | ||||||||||
ディジタル基本論理 | ディジタル論理回路で用いる基本論理及びそれらの拡張と論理式について説明する。 | |||||||||
第13 | ||||||||||
論理の表現 | 論理を真理値表で表す方法及び論理式で表す方法について説明する。 | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う。また授業評価アンケートを実施する。 | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | 情報処理T〜W | |||||||||
教 科 書 | 電子工学概論(藤井信生・昭晃堂)(後期科目「基礎電子工学U」と共用) | |||||||||
参 考 書 | 適宜紹介する他,プリントを配布する。 | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行なう。 | |||||||||
副担当教員 | 久冨木志郎 | |||||||||
備 考 |