科目コード | 科 目 名 | |||||||||
5117 | 経営管理論U : Management TheoryU | |||||||||
教 員 名 | 陳 韻如(Chen Yun-Ju) | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | ||||||
3B | 2・90分 | 必修 | 講義・後期 | |||||||
授業概要 | 経営管理の思想は工場から発展してきた。これは、現代企業の経営基盤がどのように整備され、なぜある特定のやり方になったのかなど、それぞれに時代の背景と深く関わっていることを意味している。企業の主な活動範囲の市場に注目する。そこで、競争という概念が登場する。市場で競争を勝ち抜き、環境の変化に対応するためにどのような行動を採ればいいのかという問題は、企業にとって大きな関心事である。それに関する理論は、競争への対応を説明する「戦略論」と、外部との関係をマネジメントする「組織間関係論」の2つの流れに集約される。 | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)企業内部の管理について具体的なイメージを形成してもらうこと。 (2)講義を通じて、自分が周囲への洞察を深め、他者と関わりながら判断をくだす「目」を養うこと。 |
中間テスト,後期期末試験 50%, 50% | |||||||||
学習・教育目標 | (C)A | JABEE基準1(1) | ||||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
産業と競争 | 企業の活動範囲や競争の意味について説明する。 | |||||||||
第1 | ||||||||||
経営戦略とは | 企業が環境に対応するために、戦略を立てる。戦略の条件や種類などについて説明する。 | |||||||||
第2 | ||||||||||
ドメイン戦略 | ドメイン(生存領域)戦略は企業の成長に必要な基本戦略である。企業が自らの生存領域をどのように定義するかについて説明する。 | |||||||||
第3 | ||||||||||
製品のライフサイクル | 製品には寿命がある。製品のライフサイクルに合わせて企業がどのように戦略を立て成長を遂げるかについて説明する。 | |||||||||
第4 | ||||||||||
多角化戦略 | 企業が成長するために、どのようにほかの事業に進出し多角化をはかるかについて説明する。 | |||||||||
第5 | ||||||||||
競争戦略@:業界構造分析 | 競合同士を勝ち抜くための競争戦略について、よい環境を探すというアプローチについて説明する。 | |||||||||
第6 | ||||||||||
競争戦略A: コア コンピタンス | 競争戦略について、企業内部の能力構築という視点から説明する。 | |||||||||
第7 | ||||||||||
中間まとめ | 中間まとめとして試験を実施する。 | |||||||||
第8 | ||||||||||
イノベーションと戦略 | イノベーション(技術革新)は企業の栄枯盛衰をもたらす。企業が存続するためにイノベーションの必要性とそのマネジメントについて説明する。 | |||||||||
第9 | ||||||||||
協調と戦略@ | 企業は戦略を実行するために他企業の資源を取り入れる必要性が高まっている。企業間の協力と競争関係が形成される仕組みについて説明する。 | |||||||||
第10 | ||||||||||
協調と戦略A | 協力と競争関係が共存する提携という企業間関係においては、提携が行われる目的と仕組みを説明する。 | |||||||||
第11 | ||||||||||
コンプライ アンス管理 | 企業のコンプライアンスがますます問われる。企業がどのように社会で正しく行動するかについて説明する。 | |||||||||
第12 | ||||||||||
非営利組織の管理 | 企業以外に、営利を目的としない組織もある。非営利組織における経営管理の必要性や特徴について説明する。 | |||||||||
第13 | ||||||||||
日本の 経営管理 | 日本的経営の成立背景と特徴について、外国からの評価に基づいて説明する。 | |||||||||
第14 | ||||||||||
後期試験 | 授業評価アンケートを行い,理解度や目標到達度を試験で確認する。 | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | 経営学概論,経営史概論,経営組織論 | |||||||||
教 科 書 | 特になし。授業中に教材を配布する。 | |||||||||
参 考 書 | 『経営学を楽しく学ぶ』(斎藤毅憲編著,中央経済社) | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | |||||||||
副担当教員 | 朴唯新先生 | |||||||||
備 考 |