科目コード | 科 目 名 | |||||||||
5141 | 生産管理論U : Production Management II | |||||||||
教 員 名 | 岸川 善紀 : KISHIKAWA Yoshinori | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | ||||||
5B | 2・100分 | 必修 | 講義・後期 | ○ | ||||||
授業概要 | 本講義では,品質を管理することを題材とし,大きく3つの事柄について学ぶ.1つ目は,品質とは何かと品質を管理することの必要性を理解した後,それを行っていく上で必要となる概念ならびに,実際の企業活動である.2つ目と3つ目は,品質管理を行っていく上での具体的な技術である.前者は統計的品質管理であり,経営統計学等で学んだ基礎知識に基づいて品質管理の手法を学ぶ.後者については,TQC活動で必要となるQC7つ道具である. | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)品質の定義を理解し,品質管理を行う上で必要となる概念や検査の設計の考え方が説明できる。 (2)仮説検定を用いて不良ロットの増減等を検出できる。 (3) QC七つの道具の概略を述べることができる。 |
中間試験35%,期末試験35%,レポート30%により評価する. | |||||||||
学習・教育目標 | (C)A | JABEE基準1(1) | (d)-(1) | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
品質管理の概要 | 品質管理と企業の利益,コストダウン,生産性向上,ISO9000とTQCの違い | |||||||||
第1 | ||||||||||
品質の概念と測定法 | ガービンによる5つの品質概念.総合製品品質,設計品質,適合品質; 設計品質・適合品質の測定 |
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第2 | ||||||||||
不良率と工程能力 | 不良発生のメカニズム,品質と不良.不良の概念と測定.公差.工程能力; 公差に関する原則,工程能力指数の計算. |
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第3 | ||||||||||
検査とコスト | 全数検査と抜取検査のコスト | |||||||||
第4 | ||||||||||
抜取検査の設計 | 検査特性曲線; 抜取検査の不良率と近似計算 |
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第5 | ||||||||||
不良対策 | VE/VA手法 | |||||||||
第6 | ||||||||||
中間まとめ | ここまでのまとめとして中間試験を実施する. | |||||||||
第7 | ||||||||||
TQC活動 | 小集団活動とは何か.小集団活動を成功させるには.やる気のための動機付け.マズローの欲求説 | |||||||||
第8 | ||||||||||
統計的品質管理の基礎(1) | 確率の復習(確率分布,確率密度関数,期待値・分散,正規分布),統計の復習(仮説検定,t分布) | |||||||||
第9 | ||||||||||
統計的品質管理の基礎(2) | 仮説検定の演習 | |||||||||
第10 | ||||||||||
QC7つ道具(1) | チェックシート,パレート図による解析 | |||||||||
第11 | ||||||||||
QC7つ道具(2) | 特性要因図,散布図,ヒストグラムによる解析 | |||||||||
第12 | ||||||||||
QC7つ道具(3) | 層別,管理図による解析 | |||||||||
第13 | ||||||||||
ソフトウェアの品質管理 | 品質保証・評価の主要技術:デザインレビュー,テスト技法,品質評価技術 | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う. また授業評価アンケートを行う. | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | 経営統計学、経営工学T,生産管理論T | |||||||||
教 科 書 | 改訂版・品質管理が分かる本,佃律志著,日本能率協会マネジメントセンター | |||||||||
参 考 書 | QC手法(日科技連出版社) | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 |