科目コード | 科 目 名 | |||||||||
5153 | システム設計論U : Design of Information System II | |||||||||
教 員 名 | 武藤義彦 : MUTO Yoshihiko | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | ||||||
4B | 1・100分 | 必修 | 講義・後期 | ○ | ||||||
授業概要 | 概念モデリングを通して,クラスの決定法やユースケースによる機能の抽出・記述法を学ぶ.次に分析モデルにおいてオブジェクトのライフサイクルや相互作用を記述する記法を学ぶ.その後,CASEツールを用いて設計モデルを記述する手法を学んだ上で,設計モデルにて現実のシステム構成を考えていく.最後にデザインパターンを学び,再利用性の観点からパターンの解釈や利用法を学ぶ. | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)
概念モデルにおけるクラスの抽出,ユースケースの記述ができる. (2) オブジェクト間の相互作用を理解し,シーケンス図による記述ができる. (3) デザインパターンの概念を理解し,説明できる. |
評価方法は,(1)中間試験,(2)期末試験,(3)レポートを評価する.評価配分は,(1)35%、(2)35%,(3)30%とする. | |||||||||
学習・教育目標 | B@ | JABEE基準1(1) | (c) | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
イントロダクション | オブジェクト指向開発の概念,オブジェクト指向言語の機構 | |||||||||
第1 | ||||||||||
概念モデル(1) | 概念(クラス)候補の導出,グループ化,特定),属性の定義,関連の定義 | |||||||||
第2 | ||||||||||
概念モデル(2) | クラス図の記述方法(操作,属性,関係,多重度)と実問題への応用 | |||||||||
第3 | ||||||||||
概念モデル(3) | ユースケース図とユースケース記述の作成方針およびルール | |||||||||
第4 | ||||||||||
概念モデル(4) | ユースケース図,ユースケース記述の実問題への応用 | |||||||||
第5 | ||||||||||
分析モデル(1) | システムの実現という観点からのクラスの抽出,関連づけ | |||||||||
第6 | ||||||||||
分析モデル(2) | シーケンス図を用いた時系列なオブジェクトの振る舞いの記述 | |||||||||
第7 | ||||||||||
中間まとめ | 中間まとめとして試験を実施する | |||||||||
第8 | ||||||||||
分析モデル(3) | コラボレーション図によるオブジェクトを中心とした振る舞いの記述 | |||||||||
第9 | ||||||||||
分析モデル(4) | 状態図(ステートチャート),アクティビティ図によるオブジェクトのライフサイクルの記述 | |||||||||
第10 | ||||||||||
設計モデル | パッケージ図,実装図 | |||||||||
第11 | ||||||||||
デザインパターン(1) | クラス図の拡張(ステレオタイプの導入),Iteratorパターンを例としたデザインパターンの理解 | |||||||||
第12 | ||||||||||
デザインパターン(2) | Adapterパターンを用いた継承と委譲 | |||||||||
第13 | ||||||||||
デザインパターン(3) | Template Method パターンを用いた抽象クラスの実装 | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめと授業評価アンケート調査を行う | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | システム設計論T | |||||||||
教 科 書 | 樫山・日野,わかりやすいUML入門,オーム社 | |||||||||
参 考 書 | テクノロジックアート,独習UML,翔泳社 | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う. | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 | 適宜プリントを配布する |