科目コード 科      目      名  
8216  数理情報工学: Mathematical Information Engineering  
教 員 名 吉川周二: YOSHIKAWA Shuji  
学年 単位・時間 科目区分 授業形態
1K 2 : 100分 選択 講義・前期
授業概要 本講義では,微分方程式の理論解法および数値解法の基礎について解説する.自然現象や社会現象に現れる簡単な微分方程式を取り上げ,その数値解と厳密解が一致することを確認し,解表示のない(非線形)微分方程式に対する解析への準備をする.特に計算技術の習得のため,演習や小テストを中心に講義を進める.  
 
 
 
 
 
到 達 目 標 評 価 方 法  
(1)微分方程式を分類できる
(2)変数分離型の微分方程式を解くことができる
(3)Fourier変換を用いて形式的に偏微分方程式の解を表示できる
(4)差分法を用いて微分方程式の数値解を求められる
評価方法は、@期末試験、A小テストとレポートで評価する。評価配分は、@50%、A50%とする。  
 
 
 
 
 
学習・教育目標 (E)@ JABEE基準1(1) (c)
授      業      計      画 項    目 内      容  
  微分方程式とは 本講義の流れと目標を説明する.微分の定義を復習して微分方程式を紹介する.微分方程式の例を挙げる.
第1
 
  微分方程式の分類 微分方程式の分類について解説する.
第2
 
  常微分方程式(1) 常微分方程式の変数分離を用いた解法について説明する.
第3
 
  常微分方程式(2) 非斉次常微分方程式の変数分離を用いた解法を紹介する.
第4
 
  Fourier変換 Fourier変換の基礎について解説する.
第5
 
  偏微分方程式 偏微分方程式の解法を説明する.
第6
 
  偏微分方程式(2) Fourier変換を用いて非斉次偏微分方程式を解く.
第7
 
  中間まとめ ここまでの内容のまとめと今後の展開
第8
 
  数値計算について 計算量とアルゴリズムについていくつかの事例を説明する.
第9
 
  連立方程式の数値解法 連立方程式の数値解法であるガウスの消去法とLU分解の方法について説明する.
第10
 
  常微分方程式の差分化(1) 常微分方程式の差分を用いた数値計算法について紹介する.
第11
 
  常微分方程式の差分化(2) 差分化した方程式の数値計算を行う.
第12
 
  偏微分方程式の差分化 偏微分方程式の差分を用いた数値解法について紹介する.
第13
 
  偏微分方程式の差分化(2) 差分化した方程式の数値計算を行う.
第14
 
  まとめ  全体の学習事項のまとめをおこなう.また授業評価アンケートを行う.
第15
 
関連科目 複雑系理論入門  
教 科 書 特に使用しない  
参 考 書 基礎解析学(矢野他、 裳華房)、数値計算(洲之内,サイエンス社)  
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う.  
副担当教員    
備  考