科目コード | 科 目 名 | |||||||||
8415 | 分離操作工学 : Separation Process Engineering | |||||||||
教 員 名 | 福地 賢治 : FUKUCHI Kenji | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | |||||||
2D | 2・100分 | 選択 | 講義・前期 | |||||||
授業概要 | 化学工業や最近のバイオインダストリーでは分離・精製技術が重要であり、分離・精製コストが全体の40%以上を占めている。そのため、コストダウンを目指した分離・精製プロセスの合理的設計には、相平衡関係を性格に知ることが不可欠となる。最近省エネルギーとして注目されている吸着操作を中心に、気液平衡、ガス吸収、ガス放散技術の基礎から応用までを学ぶ。 | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)相平衡基本関係式が理解できること。(2)相平衡状態図を読むことができること。(3)単位操作(蒸留、吸収、放散)の基本が理解できること。(4)吸着操作を定量的に理解できること。 | @期末試験、A中間レポート、B小テスト及び演習を総合的に評価する。評価基準は、@60%A20%B20%とする。 | |||||||||
学習・教育目標 | (D)@ | JABEE基準1(1) | (d)-(2)-a) | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
化学工学熱力学の基礎用語 | 系、周囲、境界、プロセス、熱、仕事、エネルギー | |||||||||
第1 | ||||||||||
化学工学熱力学の基本関係式 | 熱力学第1法則・第2法則・第3法則、相平衡の条件 | |||||||||
第2 | ||||||||||
理想気体 | 理想気体の状態量 | |||||||||
第3 | ||||||||||
実在流体のPVT関係 | 実在流体の状態式、P−V−T関係 | |||||||||
第4 | ||||||||||
対応状態原理 | 対応状態原理の基礎と応用 | |||||||||
第5 | ||||||||||
熱力学線図 | 熱力学線図を用いた物性値の計算 | |||||||||
第6 | ||||||||||
蒸留 | 気液平衡の基礎と応用その1 | |||||||||
第7 | ||||||||||
ガス吸収 | 気液平衡の基礎と応用その2 | |||||||||
第8 | ||||||||||
ガス放散 | 気液平衡の基礎と応用その3 | |||||||||
第9 | ||||||||||
吸着平衡 | 吸着平衡の分類 | |||||||||
第10 | ||||||||||
混合物の吸着平衡 | 混合物吸着に対する取り扱い | |||||||||
第11 | ||||||||||
高圧気体の吸着 | 見かけの吸着と真の吸着量 | |||||||||
第12 | ||||||||||
吸着平衡の相関 | 拡張Radke-Prausnitz式の適用 | |||||||||
第13 | ||||||||||
吸着平衡の推算 | 非理想吸着溶液モデルの適用 | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 履修した内容のまとめを行う。 また、授業評価アンケートを行う。 |
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第15 | ||||||||||
関連科目 | 物理化学T・U・V・W、エネルギープロセス工学 | |||||||||
教 科 書 | 例解例題 化学工学熱力学(斎藤正三郎・日刊工業) | |||||||||
参 考 書 | 工学のための物理化学(荒井康彦ら著・朝倉書店) | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 |