科目コード | 科 目 名 | |||||||||
8555 | 応用微分方程式論: Applied Differential Equations | |||||||||
教 員 名 | 吉川周二: YOSHIKAWA Shuji | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | |||||||
2P,2D | 2 : 100分 | 選択 | 講義・前期 | |||||||
授業概要 | 本講義では,微分方程式の理論解法および数値解法の基礎について解説する.自然現象や社会現象に現れる簡単な微分方程式を取り上げ,その数値解と厳密解が一致することを確認し,解表示のない(非線形)微分方程式に対する解析への準備をする.特に計算技術の習得のため,演習や小テストを中心に講義を進める. | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)微分方程式を分類できる
(2)変数分離型の微分方程式を解くことができる (3)Fourier変換を用いて形式的に偏微分方程式の解を表示できる (4)差分法を用いて微分方程式の数値解を求められる |
評価方法は、@期末試験、A小テストとレポートで評価する。評価配分は、@50%、A50%とする。 | |||||||||
学習・教育目標 | (E)@ | JABEE基準1(1) | (c) | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
微分方程式とは | 本講義の流れと目標を説明する.微分の定義を復習して微分方程式を紹介する.微分方程式の例を挙げる. | |||||||||
第1 | ||||||||||
微分方程式の分類 | 微分方程式の分類について解説する. | |||||||||
第2 | ||||||||||
常微分方程式(1) | 常微分方程式の変数分離を用いた解法について説明する. | |||||||||
第3 | ||||||||||
常微分方程式(2) | 非斉次常微分方程式の変数分離を用いた解法を紹介する. | |||||||||
第4 | ||||||||||
Fourier変換 | Fourier変換の基礎について解説する. | |||||||||
第5 | ||||||||||
偏微分方程式 | 偏微分方程式の解法を説明する. | |||||||||
第6 | ||||||||||
偏微分方程式(2) | Fourier変換を用いて非斉次偏微分方程式を解く. | |||||||||
第7 | ||||||||||
中間まとめ | ここまでの内容のまとめと今後の展開 | |||||||||
第8 | ||||||||||
数値計算について | 計算量とアルゴリズムについていくつかの事例を説明する. | |||||||||
第9 | ||||||||||
連立方程式の数値解法 | 連立方程式の数値解法であるガウスの消去法とLU分解の方法について説明する. | |||||||||
第10 | ||||||||||
常微分方程式の差分化(1) | 常微分方程式の差分を用いた数値計算法について紹介する. | |||||||||
第11 | ||||||||||
常微分方程式の差分化(2) | 差分化した方程式の数値計算を行う. | |||||||||
第12 | ||||||||||
偏微分方程式の差分化 | 偏微分方程式の差分を用いた数値解法について紹介する. | |||||||||
第13 | ||||||||||
偏微分方程式の差分化(2) | 差分化した方程式の数値計算を行う. | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめをおこなう.また授業評価アンケートを行う. | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | ||||||||||
教 科 書 | 特に使用しない | |||||||||
参 考 書 | 基礎解析学(矢野他、 裳華房)、数値計算(洲之内,サイエンス社) | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う. | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 |