科目コード 科      目      名 学年 単位・時間 科目区分 授業形態 学修単位
2024 代数 : Linear Algebra 2ME 2・90分 履修 講義 ・ 通年
教 員 名 見正秀彦 : MISHOU Hidehiko
授業概要 線形代数学の入門。 将来、高学年に進んでいくに従って統計、多変量解析の学習、あるいは応用数学を勉強するに当たり、ベクトル、行列、行列式、固有値等の知識は必須になってくる。この授業では、2次元ベクトルから出発し、3次元、多次元へと進み、ベクトルの基本性質の学習、ベクトルを用いて直線、平面、球の方程式を導き出す。行列に進んで、積の計算、掃き出し法による逆行列の計算、これを用いての連立1次方程式の解法を学ぶ。さらに行列式の計算を学習して、クラーメルの公式を使い連立1次方程式を解く。  
到 達 目 標 評 価 方 法
(1) ベクトルの性質を理解し、基本な計算ができる。
(2) 行列の計算、基本変形ができる。
(3) 行列式の計算ができる。
(4) 行列、行列式を用いて、連立方程式が解ける。                      
@定期試験 A小テスト、レポート により評価する.
評価配分は,
@ 70% A 30%とする.
学習・教育目標 (E) JABEE基準1(1)  
授      業      計      画 項    目 内      容 授      業      計      画 項    目 内      容
   ベクトル  1年で学習することの概要、ベクトルの定義、演算成分表示、成分による計算    行列  行列の定義、和、差、数との積
第1 第16
   
   ベクトルの内積 内積の定義、内積の成分による計算、内積の性質    行列の演算 行列の積,転置行列の説明,練習問題
第2 第17
   
   内積の性質 平行条件、垂直条件   逆行列(2次) 正則の判定、2次の逆行列の計算
第3 第18
   
   図形への応用(1)  点のベクトル表示、直線の方程式   連立1次方程式 掃き出し法、基本変形
第4 第19
   
   図形への応用(2)  点と直線の距離、円の方程式    逆行列と連立1次方程式  掃き出し法による逆行列の計算、逆行列と連立方程式
第5 第20
   
   演習 これまでのまとめとして,問題演習を行う.   行列式(1) 3次行列の行列式を定義し,行列式の性質を調べる.
第6 第21
   
    中間まとめ 中間まとめとして,試験を実施する.   行列式(2) これまでのまとめとして,問題演習を行う.
第7 第22
   
  空間のベクトル  空間座標の定義、空間内のベクトルの成分   中間まとめ 中間まとめとして,試験を実施する.
第8 第23
   
   内積  内積の成分による計算、内積の性質   行列式の展開(1) 3次行列の行列式を展開を用いて計算
第9 第24
   
   図形への応用(1)  立体図形、直線の方程式   行列式の展開(2)  一般の行列式を展開を用いて定義,計算演習.積の行列式
第10 第25
   
   図形への応用(2)  平面の方程式   行列式の応用(1) 正則行列と逆行列
第11 第26
   
   図形への応用(3)  球の方程式    行列式の応用(2)  クラーメルの公式
第12 第27
   
   ベクトルの線形独立、従属  定義、証明   行列式の応用(3)  行列式の図形的意味,線形独立であるための条件
第13 第28
   
   演習  練習問題   行列式の応用(4) これまでのまとめとして問題演習を行う.
第14 第29
   
   まとめ 学習事項のまとめ、試験の準備等について     まとめ  学習事項のまとめ、アンケート、試験の準備等
第15 第30
   
関連科目 基礎数学TA、基礎数学TB、基礎数学U
教 科 書 線形代数 (大日本図書)
参 考 書 やさしく学べる線形代数(石村園子) 共立出版
授業評価・理解度 最終回に授業評価アンケートを行う。
副担当教員  
備  考