科目コード | 科 目 名 | 学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | |||||||||||||
2486 | 情報システム論 : Information System | 3B | 2・90分 | 履修 | 講義・通年 | ― | |||||||||||||
教 員 名 | 伊藤孝夫 : ITO Takao,武藤義彦 : MUTO Yoshihiko,二木映子 : NIKI Eiko | ||||||||||||||||||
授業概要 | 前期はコンピュータの基本知識を解説しながら、コンピュータ技術と企業経営との関係に重点をおき、学生に企業というユーザの立場から経営の情報化をいかに推進すべきかを考えさせ、業務遂行能力と情報処理技術を同時に持つシステム・アドミニストレータの養成を基本目標としている。 後期はコンピュータ概論,システムの開発と運用,ネットワークとデータベース技術およびセキュリティの各テーマを扱い,企業のシステム開発と経営の情報化を如何にに推進すべきかを考えさせる.また,各回に演習を課すことで,情報システム開発・運用や利用などの広範な領域で活動できる人材の養成を目指す. |
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到 達 目 標 | 評 価 方 法 | ||||||||||||||||||
(1)企業経営におけるシスアドの重要性を説明できる 2)企業業務の情報化の推進方法を説明できる 3)業務改善、EUC推進などの技法を説明できる (3) コンピュータ科学の基礎を理解し,説明できる. (4) マルチメディア,データベース,通信技術などの情報システムに用いられる技術の概要を説明できる. (5) 情報セキュリティ技術を特徴を説明できる. |
評価方法は@前期中間試験,A前期末試験,B後期中間試験,C学年末試験で評価する.評価配分は@25%,A25%,B25%,C25%とする. | ||||||||||||||||||
(2 | (D) | JABEE基準1(1) | ― | ||||||||||||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | 授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | ||||||||||||
アドミニストレータの概要 | 1) アドミニストレータとは 2) アドミニストレータの役割 | 基礎理論 | 基数変換,負数の表現,2進数の演算,論理演算,確率・統計,情報量といった情報学を学ぶための基礎知識を取り上げる. | ||||||||||||||||
第1 | 第16 | ||||||||||||||||||
コンピュータシステムの概要 | 1) コンピュータの仕組み | アルゴリズムとプログラミング | データ構造として配列,リスト,スタックを取り上げる.アルゴリズムの例として各種ソート手法を概観する.代表的な言語の特徴を学ぶ. | ||||||||||||||||
第2 | 第17 | ||||||||||||||||||
コンピュータシステムの概要 | 2) ハードウェアとソフトウェアについて | コンピュータ構成要素,システム構成要素 | 5大装置について具体的なデバイスを挙げ,それぞれの特徴を述べる.信頼性を担保するシステム構成,およびその評価方法を学ぶ. | ||||||||||||||||
第3 | 第18 | ||||||||||||||||||
企業業務の進め方 | 企業業務の概要 | ソフトウェア,ハードウェア | ソフトウェアとしてOS,ファイルシステム,開発ツールおよびOSSの概要を説明する.ハードウェアとして入出力装置を取り上げる. | ||||||||||||||||
第4 | 第19 | ||||||||||||||||||
シスアドと業務 | 1)企業業務とデータ整理 | ヒューマンインタフェース | ユーザにとって使い易いシステムを実現するために要求されるヒューマンインタフェース技術,および設計の際の注意点を学ぶ. | ||||||||||||||||
第5 | 第20 | ||||||||||||||||||
シスアドと業務 | 2)データの表現・分析技法 | マルチメディア | マルチメディアの主なファイル形式,情報の圧縮・伸張,およびマルチメディア技術の応用分野を概観する. | ||||||||||||||||
第6 | 第21 | ||||||||||||||||||
シスアドと業務 | 3)プロジェクトマネジメント | データベース方式とその設計 | データベースの概要,データベース管理システムに求められる機能を学ぶ.また,データ分析,データ設計,データの正規化を取り上げる. | ||||||||||||||||
第7 | 第22 | ||||||||||||||||||
前期中間まとめ | 前期中間のまとめを行い、試験を実施する。 | 後期中間まとめ | 後期中間まとめとして試験を実施する. | ||||||||||||||||
第8 | 第23 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | シスアドの表現と表現能力 | データ操作,トランザクション処理 | データ操作言語を用いてデータベースからデータの抽出等を行う.また,トランザクション処理に要求される排他制御機能,および障害復旧機能の概要を説明する. | ||||||||||||||||
第9 | 第24 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | 表計算の基本機能と利用 | 情報ネットワーク | 各種ネットワーク構成法の特徴を学ぶ.異なるネットワークを接続するための装置としてルーター等を挙げ,それらの役割を概観する. | ||||||||||||||||
第10 | 第25 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | データベースの基本機能と利用 | 通信プロトコル | 各種ネットワーク構成法の特徴を学ぶ.異なるネットワークを接続するための装置としてルーター等を挙げ,それらの役割を概観する. | ||||||||||||||||
第11 | 第26 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | 表計算の実習 | 通信プロトコル,ネットワーク応用 | HTTPなど代表的なプロトコルを紹介し,OSI7階層モデルと対応付ける.また,これらのプロトコルと具体的なサービス名との関連を学ぶ. | ||||||||||||||||
第12 | 第27 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | データベースの実習 | 情報セキュリティ(1) | 人的・技術的・物理的脅威を概観し,それらへセキュリティ対策を説明する. | ||||||||||||||||
第13 | 第28 | ||||||||||||||||||
業務とソフトウェア | システム開発技術 | 情報セキュリティ(2) | 暗号化アルゴリズムとして共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式を取り上げ,それらの特徴を説明する. | ||||||||||||||||
第14 | 第29 | ||||||||||||||||||
まとめ | 前期期末のまとめを行い、試験を実施する。 | まとめ | 本講義のまとめを行う.また授業評価アンケートを行う. | ||||||||||||||||
第15 | 第30 | ||||||||||||||||||
関連科目 | |||||||||||||||||||
教 科 書 | |||||||||||||||||||
参 考 書 | |||||||||||||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う. | ||||||||||||||||||
副担当教員 | |||||||||||||||||||
備 考 | プリント配布および e-learning 教材を用いて演習を行う. |