科目コード | 科 目 名 | 学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | |||||||||||||
3003 | 国語V : Japanese V | 3ESC | 2・90分 | 履修 | 講義・通年 | ― | |||||||||||||
教 員 名 | 畑村学 : HATAMURA Manabu | ||||||||||||||||||
授業概要 | 1年間を定期試験を区切りとして4つに分け、前期は、(1)読解と要約(文章を読み大事な箇所やキーワードを探す、主観と客観により線を引き分ける、要約文を書く)、(2)図解(文章を構造化する簡単な図の作成、図を説明する説明文の書き方)を学習する。後期は、(3)スピーチ・プレゼン(1〜3分間でスピーチ・プレゼンを行う。原稿の書き方、話し方、聴き方、質問の仕方を学習する)を行い、(4)小論文(主題、段落を意識した文章の作成)を学習する。 また、1年間を通じて漢字テスト(漢字問題集)、読書(年間20冊。一行感想)を継続して行う。授業ではレポート課題を出し、到達目標として掲げる4つの力の定着をはかる。 |
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到 達 目 標 | 評 価 方 法 | ||||||||||||||||||
(1)読書の習慣が身につく。年20冊以上の本を読み、読んだ本に対してコメントが書ける。大事な箇所やキーワードに線を引き分けながら文章が読める。(読む力) (2)型を利用して文章が書ける。長文を読んで要約、コメントができる。文章の内容を要約する簡単な図が書ける。漢字検定3級をクリアできる程度の漢字の知識が身につく。(書く力) (3)スピーチやプレゼンテーションの基本を学習し、テーマや構成が明確であり、説得力のある話し方(声、態度、資料の示し方)ができる。(話す力) (4)スピーチの評価ができる。スピーチに対して具体的で本質的な質問やコメントができる。(聴く力) |
評価方法は、 @定期試験(中間・期末試験)、Aレポート及び提出物 により評価する。 各評価は、 @定期試験60%、Aレポート等40%とし、4回の評価の平均を学年末の成績とする。 |
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学習・教育目標 | (G) | JABEE基準1(1) | |||||||||||||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | 授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | ||||||||||||
ガイダンス | 国語の授業概要・到達目標・成績評価方法等をシラバスを中心に説明し、一年間の授業内容を理解する。 | スピーチ・プレゼン@ | 本単元では、スピーチ・プレゼンのための「発表メモ」の書き方、スピーチ・プレゼンの仕方(話し方、態度など)、聴き方、質問・コメントの仕方を学ぶ。 スピーチやプレゼンの内容は、発表メモを利用し、テーマや内容の構想を練る。 実際の授業では、少〜中人数のグループで基本的に行う。発表者は話し方や時間配分を考えて話す。また、前期に学習した図解の知識と技術を活かし、スピーチやプレゼンに効果的な資料を作成し、それを使って話をする。 聴く側は、スピーチやプレゼンを審査する。また、スピーチやプレゼンに対して質問やコメントを行う。質問やコメントは、本質的で具体的なものを心がける。 以上を繰り返し行うことで、話す力・聴く力を修得する。 |
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第1 | 第16 | ||||||||||||||||||
読解と要約@ | 「要約」とは、複雑な事象のなかから大事な箇所を抜き出し、それを整理して提示したものである。情報化社会では、大量の情報の中から重要なものを選び、秩序立てて再構成する作業には「要約力」が必要となる。また、要約力は、対話やコミュニケーションにおいても必要である。 授業では、教科書や教科書外の文章を教材として要約力を鍛える。具体的な作業として、文章に線を引いたり、キーワードに印をつけながら読んでいく。線の引き方にはポイントがあるので、最初にそれを学習してから文章を読む。 線を引いた箇所を引用して「要約文」を書く。要約文の9割は本文の引用であり、残りの1割がつなぎの言葉や補足の言葉である。線を引いたもっとも大事な箇所や、文中のキーワードは必ず要約文に引用する。 以上の作業を授業やレポート等でくり返し行うことで、要約力を養う。 |
スピーチ・プレゼンA | |||||||||||||||||
第2 | 第17 | ||||||||||||||||||
読解と要約A | スピーチ・プレゼンB | ||||||||||||||||||
第3 | 第18 | ||||||||||||||||||
読解と要約B | スピーチ・プレゼンC | ||||||||||||||||||
第4 | 第19 | ||||||||||||||||||
読解と要約C | スピーチ・プレゼンD | ||||||||||||||||||
第5 | 第20 | ||||||||||||||||||
読解と要約D | スピーチ・プレゼンE | ||||||||||||||||||
第6 | 第21 | ||||||||||||||||||
読解と要約E | スピーチ・プレゼンF | ||||||||||||||||||
第7 | 第22 | ||||||||||||||||||
中間まとめ | 中間まとめとして試験を実施する。 | 中間まとめ | 中間まとめとして試験を実施する。 | ||||||||||||||||
第8 | 第23 | ||||||||||||||||||
図解@ | 文章を要約するための図の基本的な書き方を学習する。また、図を説明する説明文の書き方を理解する。 国語で言う図とは、文章の構造を理解して、文中の「関係」や「変化」などを、文中の語句(キーワード)や表現を利用しながら、矢印や丸を使って簡潔に表すことである。 図は最もシンプルな要約であり、骨格に当たる。複雑な物事や事柄をわかりやすい図として提示できる能力は、プレゼンテーションなどでも必要とされる。 テキストは教科書に掲載される現代文や漢文および新聞記事を用いる。 |
小論文・作文@ | 「小論文」とは、社会問題に対する自分の意見を主張し、知性や論理性をアピールする文章である。授業では、深く鋭い根拠に基づいた文章を書く。そのために、プリントを利用して、課題の検討、問題提起、段落構成の仕方等を理解し、その上で小論文を書く。3年生では、科学技術や環境問題などを対象とする。課題を変えて何度も書くことで、わかりやすく、主旨の明確な文章の書き方を習得する。 「作文」とは、自分の感受性や人柄をアピールする文章であり、具体的体験を交えつつ文体を工夫して書く。3年生では、進路を意識した課題で作文を書く。例えば、就職試験の際に提出するエントリーシート等を書くことで、どのようにすれば自分を積極的にアピールできるか、効果的な説明の仕方、説得の方法を学習する。 |
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第9 | 第24 | ||||||||||||||||||
図解A | 小論文・作文A | ||||||||||||||||||
第10 | 第25 | ||||||||||||||||||
図解B | 小論文・作文B | ||||||||||||||||||
第11 | 第26 | ||||||||||||||||||
図解C | 小論文・作文C | ||||||||||||||||||
第12 | 第27 | ||||||||||||||||||
図解D | 小論文・作文D | ||||||||||||||||||
第13 | 第28 | ||||||||||||||||||
図解E | 小論文・作文E | ||||||||||||||||||
第14 | 第29 | ||||||||||||||||||
図解F | 前半の学習事項のまとめを行う。 | まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う。 授業評価アンケートを行う。 |
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第15 | 第30 | ||||||||||||||||||
関連科目 | 国語T、国語U | ||||||||||||||||||
教 科 書 | 精選現代文(改訂版)大修館書店、精選古典(改訂版)大修館書店 | ||||||||||||||||||
参 考 書 | 『ステップアップ高校漢字問題集(東京書籍)、カラー版新国語便覧(第一学習社) | ||||||||||||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | ||||||||||||||||||
副担当教員 | |||||||||||||||||||
備 考 | プリントをファイルするバインダー等を各自準備。授業時に読む本を持参すること。 |