科目コード | 記号 | 科 目 名 | ||||||||
3094 | CS10 | 物理化学V : Physical Chemistry V | ||||||||
教 員 名 | 福地 賢治:FUKUCHI Kenji | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | 学修単位 | ||||||
4C | 1・100分 | 必修 | 講義・前期 | ○ | ||||||
授業概要 | 相平衡、界面物理化学、化学平衡を学習する。相平衡の基礎は、熱力学であり、とくに溶液の非理想性をいかに表現するかが重要となる。溶液論では、活量係数を用いることによって定量的に相平衡関係を表現することが可能となる。また、界面物理化学では、吸着を例に取り、界面現象の不思議さを理解する。化学平衡では、速度式の定義と解析、平衡移動の法則を理解する。 | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)溶液の非理想性を表現できること。 (2)相平衡の計算法を理解できること。 (3)界面現象を理解できること。 (4)化学平衡の量論的な関係を理解できること。 |
@中間試験、A期末試験、B小テスト、Cレポートを総合的に評価する。評価配分は、@40%A40%B10%C10%とする。 | |||||||||
学習・教育目標 | (A)@ | JABEE基準1(1) | (c) | |||||||
前 期 | ||||||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
相平衡の基本関係式 | 平衡条件とフガシティ | |||||||||
第1 | ||||||||||
基準系と活量係数 | 純物質基準系と無限希釈基準系 | |||||||||
第2 | ||||||||||
気液平衡 | 気液平衡の適用(純物質・混合物) | |||||||||
第3 | ||||||||||
液液平衡 | 2成分・3成分液液平衡、三角線図 | |||||||||
第4 | ||||||||||
固液平衡 | 固液平衡の原理と計算 | |||||||||
第5 | ||||||||||
界面と界面張力・固体の表面 | 界面の種類と界面張力の定義・計算、固体の表面状態、固液界面のぬれ | |||||||||
第6 | ||||||||||
中間試験 | 第1〜6回の試験を行う | |||||||||
第7 | ||||||||||
吸着平衡 | 吸着の分類と吸着等温式 | |||||||||
第8 | ||||||||||
界面活性剤 | 界面活性剤の分類と実用例 | |||||||||
第9 | ||||||||||
反応熱 | 反応熱の定義と計算 | |||||||||
第10 | ||||||||||
反応速度と平衡定数 | 反応速度式、平衡定数の定義と計算 | |||||||||
第11 | ||||||||||
平衡組成 | 反応式における量的関係、平衡組成の計算 | |||||||||
第12 | ||||||||||
断熱反応 | エネルギー収支と最高到達温度の計算 | |||||||||
第13 | ||||||||||
反応の進む方向 | ルシャトリエの原理と応用 | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 履修した内容のまとめを行う。 また、授業評価アンケートを行う。 |
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第15 | ||||||||||
関連科目 | 物理化学T・U、物理、化学 | |||||||||
教 科 書 | 工学のための物理化学(荒井康彦ら著・朝倉書店) | |||||||||
参 考 書 | 物理化学演習(小野宗三郎ら著・共立出版) | |||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 |