科目コード | 科 目 名 | |||||||||
8542 | ネットワーク技術特論 : Advanced Network Technology | |||||||||
教 員 名 | 武藤義彦 : MUTO Yoshihiko | |||||||||
学年 | 単位・時間 | 科目区分 | 授業形態 | |||||||
2K | 2・100分 | 選択 | 講義・前期 | |||||||
授業概要 | 現代の生活に自然と組み込まれているコンピュータ・ネットワークについて,技術的な側面を学ぶことで現在の技術の制約や応用可能性を知る.最初に基礎技術である TCP/IP に関して,IPレベルでの誤り制御やルーティングおよび TCP レベルでの高次制御を説明する.また,ユーザが利用するアプリケーションに関するプロトコルを概観する.後半では,現代のネットワークにおいて重視されるセキュリティ確保の技術を説明する. | |||||||||
到 達 目 標 | 評 価 方 法 | |||||||||
(1)TCP/IPを構成する要素を理解し,ネットワークのもつ冗長性の重要性を理解できる. (2)セキュリティに関する問題点を認識し,それを解決する各技術の長所と短所を理解できる. |
評価方法は,(1)中間試験,(2)期末試験,(3)レポートを評価する.評価配分は,(1)35%、(2)35%,(3)30%とする. | |||||||||
学習・教育目標 | (D)@ | JABEE基準1(1) | (d)-(3) | |||||||
授 業 計 画 | 回 | 項 目 | 内 容 | |||||||
TCP/IPの基礎(1) | OSI参照モデルと TCP/IP | |||||||||
第1 | ||||||||||
TCP/IPの基礎(2) | ネットワークトポロジ:イーサネット (CSMA/CD),トークンリングなどの実装 | |||||||||
第2 | ||||||||||
誤り制御(1) | 誤り制御の考え方:FEC と ARQ | |||||||||
第3 | ||||||||||
誤り制御(2) | パリティ損失の検出方法,パリティチェック,ハミング符号 | |||||||||
第4 | ||||||||||
IPプロトコル(1 | ルーティングの概念,static / dynamic routing,RIP, OSPF | |||||||||
第5 | ||||||||||
IPプロトコル(2) | IPの分割処理と再構築処理,ARP, ICMP | |||||||||
第6 | ||||||||||
TCPプロトコル | TCPの基礎,ウィンドウ制御,フロー制御 | |||||||||
第7 | ||||||||||
中間まとめ | 中間まとめとして試験を実施する | |||||||||
第8 | ||||||||||
アプリケーションプロトコル | DNS, WWW, 電子メール,遠隔ログイン | |||||||||
第9 | ||||||||||
セキュリティ(1) | ネットワーク・セキュリティの概要 | |||||||||
第10 | ||||||||||
セキュリティ(2) | 共通鍵・公開鍵暗号と電子署名の理論およびその実装 | |||||||||
第11 | ||||||||||
セキュリティ(3) | パケットフィルタリング,NAT,IP masquerade | |||||||||
第12 | ||||||||||
セキュリティ(4) | VPN : IPsec, PPTP | |||||||||
第13 | ||||||||||
特定用途向けネットワーク技術 | IEEE1394 (FireWire), Bluutooth | |||||||||
第14 | ||||||||||
まとめ | 全体の学習事項のまとめを行う.また授業評価アンケートを行う. | |||||||||
第15 | ||||||||||
関連科目 | ||||||||||
教 科 書 | 竹下 隆史ら,マスタリングTCP/IP 入門編 第4版,オーム社 | |||||||||
参 考 書 | ||||||||||
授業評価・理解度 | 最終回に授業評価アンケートを行う。 | |||||||||
副担当教員 | ||||||||||
備 考 | 適宜プリントを配布する. |