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 30.韓国語学研修(平成23年3月10日~30日)
経営情報学科 三石 麻貴

 私は春休みの3週間を利用して韓国・釜山の東義科学大学に語学研修に行ってきました。今回は、提携校側の理由で寮がある学校と授業を受ける学校が別の場所になりました。3月10日に田川先生に引率していただき、博多港国際ターミナルから高速船で釜山国際ターミナルまで行きました。所要時間は約3時間でした。
 釜山に着くと、東義科学大学の先生2人(国際交流部の鄭先生と呉先生)が迎えに来て下さっていました。昼過ぎに着いたのでまず大学の大衆食堂で昼食をとり、それから寮に案内してもらい、荷物を置いてから授業を受ける東義大学までバスで行きました。東義大学の先生に挨拶をして、次の日から授業に参加することになりました。クラスは初級クラスで、11人の中国人の学生と一緒に勉強することになりました。
東義科学大学の正門 キャンパス内
 次の日から1人で通学しました。学校から大通りまでの坂を下って市内バスのバス停まで行き、バスで学校まで通いました。距離はバスで15分程度でしたが、どちらの大学も山の上にあり、学校から出ている無料のシャトルバスに乗り換えて行くため通学時間は約30分でした。
 授業は平日の5日間、9時から15時まであり、12時から1時間の昼休憩がありました。
授業内容は基本的な文法などを学び、宿題や書きとり・聞きとりの小テストもありました。小テストの点数はしっかり管理されているようです。先生は女性3名で、時間や曜日によって先生が変わりました。先生たちはとても親切に教えて下さり、とても分かりやすかったです。学校へは11日から25日まで通いました。私が今回勉強したコースは、外国人用の韓国語学習コースで3ヶ月のコースでした。私は、その入門コースの最初の2週間から3週間を体験したことになります。もっと長く勉強をしたかったです。
  
クラスの中国の学生と先生  授業で使った教材
 寮は9階建ての建物で、2~6階は教室、7階が男子学生寮、8・9階が女子学生寮でした。部屋は寮費の金額からは想像しきれないほど、きれいな部屋でした。私は9階の部屋で韓国の学生2人と日本からの留学生2人と一緒でした。部屋には2段ベッドが3つ、机が6つありました。布団などがなかったので初日に布団、枕、スリッパを買いました。シャワー室は各階に1つずつあり、洗濯室とテレビとパソコンがある部屋は8階にありました。点呼が23時にあり、それ以降は警報が鳴るので朝5時まで寮には入れないようになっていました。寮には食堂がなかったため、少し離れた建物にある食堂を利用しました。韓国の学生は出前をとることが珍しくなく、寮の部屋や教室まで配達してくれました。私もよく同じ部屋の友達と一緒に出前を利用しました。料理の味は基本的に辛めでしたが、思ったより食べやすくおいしかったです。寮はキャンパスの中で一番高い所にあるのでそこからの眺めはとても良く、夜景もきれいでした。寮での生活は不便することなく過ごすことができました。
 東義科学大学は、丘の上に建物が建っていて、学内は坂ばかりでした。しかし、最近、学内の改装が行われたようで、寮の前にも大きなバルコニーが新設され、ゆるやかな階段が作られてたり、エレベータもあったりしたので、大学の構内を下っていくのは比較的楽でした。
部屋の様子 寮からの眺め
 授業がない休日は友達と一緒に観光地巡りや買い物に行きました。主に地下鉄を利用して移動し、帰りは駅から寮までタクシーに乗ることが多かったです。釜山は地下鉄やバスなどの交通機関が発達していて、料金も安く便利でした。地下鉄はどこまで行っても、日本円で100円台ですし、タクシーも日本円で初乗り180円ぐらいだと思います。
海雲台、広安里、南浦洞などに行きました。海はとてもきれいで、3月の寒い時期でしたが人がたくさんいました。繁華街では日本語の看板をよく見かけ、店員さんも日本語を話せる人がいて驚きました。飲食店では前菜(キムチ)、化粧品店ではたくさんのサンプルなどといったサービスが充実していました。
 最後の3日間の平日は授業がなかったので、1人で銀行に両替や買い物に行きました。日本の銀行でも窓口で両替をするといった経験がなかったので緊張しましたが、韓国語でやりとりすることができ、学んだことを実践することができました。

海雲台の風景 南浦洞
 今回の語学研修は、初めての海外で分からないことばかりでしたが先生方のサポートでたくさんの経験をすることができ、充実した時間を過ごすことができました。特に、朴先生と田川先生には、韓国に行く前の手続きからお世話になりました。ありがとうございました。私は、韓国には昔から関心があり、高専に入ったら国際交流をしたいと思っていたのでこのような形で希望が叶い、これからも東北亜細亜言語文化研究会で活動して使える語学力を身につけ、韓国の文化について勉強をして、機会があればまた参加したいと思います。

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