電気工学科

卒業生の活躍

川島 智幸 さん

中国電力ネットワーク株式会社
ネットワーク設備部 電力広域的運営推進機関 出向

経歴

2011年3月 宇部工業高等専門学校 電気工学科 卒業
2013年3月 宇部工業高等専門学校 専攻科 生産システム工学専攻 修了
2015年3月 九州大学大学院 総合理工学府 物質理工学専攻 修了

現在の仕事の紹介

 私は中国電力ネットワーク株式会社から、電力広域的運営推進機関(広域機関)に出向し、北海道~東北~東京間の地域間連系線増強計画の策定に関する業務を行っております。

 日本には中国や九州など10個の供給区域(エリア)が存在し、地域間連系線はこのエリアを相互に接続する送電線です。広域機関では地域間連系線などの整備に関する計画の策定を行っており、私は再生可能エネルギー(太陽光、風力発電等)の導入促進のため、北海道~東北~東京をつなぐ送電線の増強の検討を担当しています。非常に大規模なプロジェクトであり、毎日悩みが尽きませんが、日本の電力系統の骨格となる送電線に関する計画に携われることは非常にやりがいを感じております。

後輩に向けてのメッセージ

 1日1日を大切に、色々なことにチャレンジしてみてください。私は学生時代を結構だらだらと過ごしてしまい、もっと時間を大切に過ごせばよかったなと今更ながら思っています。勉強やクラブ活動で忙しい日々だとは思いますが、就職すると自分のために使える時間が少なくなってしまいます。宇部高専ではチャレンジ精神があれば、色々なことを経験できるので、例えば海外留学など積極的に参加し、経験を積んでください。「やったことがある」というのは今後の人生の中で大きなアドバンテージとなり、自信になると思います。

 また、これは耳が痛くなるほど他の人からも言われているかもしれませんが、しっかりと勉強をして下さい。私は学生時代にもっとまじめに英語の勉強をしていたらよかったなと切実に思っています。経験の話と同じですが、仮にあまり覚えていなくても「勉強したことがある」というのは一から勉強するのと比べて大きく違います。

 私の失敗談のような話になってしまいましたが、しっかり学び、しっかり遊んで、やりたいことにチャレンジして、時間を大切に過ごしてください。