電気工学科

2019年度のニュース

2020/03/18 専攻科・中本さんが日本高専学会研究奨励賞『優秀賞』を受賞しました。

 専攻科生産システム工学専攻2年中本健太さん(電気工学科:濱田研究室所属)が日本高専学会研究奨励賞『優秀賞』を受賞しました。日本高専学会研究奨励賞は、学業・人物ともに優れ、尚且つ特に優れた研究活動及び成果を収めた学生に贈られる賞であり、この賞の受賞は研究能力に特に優れた専攻科生であることの証明とも言えます。中本さんは、専攻科では『太陽光発電システムの雷害故障メカニズムの解明』という太陽光発電の安全性を向上させることを目指した研究に取り組み、学術雑誌への論文掲載や海外で開催された国際会議での英語発表、3件の学会表彰など多くの成果をあげました。学術雑誌への掲載や学会表彰を受けるのは大学院生でもごく一部であり、これを大学4年生にあたる学生が行えるのは快挙であるといえます。中本さんのこれまでの研究に対する取り組みが高く評価されました。中本さんは本年3月に本校専攻科を修了後、筑波大学大学院に進学し、引き続き太陽光発電システムの研究に取り組み、更に専門性を高める予定です。今後の中本さんの更なる研究者としての活躍を期待します。

 宇部高専電気工学科では大学よりも早期に研究を着手でき、意欲的な学生は国内外での学術講演会で発表を行い、企業や大学の研究者と交流することで自身を高めるチャンスもあります。今後の中本さんの活躍を期待しています。


2020/02/20 グローバルエンジニアに関するグループワークを行いました。

 令和2年2月20(木)に1年生の電気工学序論Cで「グローバルエンジニア」をテーマにグループワークを行いました。冒頭に、ベトナムの商工短期大学から研修のために本校を訪れていたMs.Huong氏に英語でベトナムの紹介をして頂きました。クイズを交えながらの楽しいトークで盛り上がった後、グローバルエンジニアに必要な能力や英語学習の必要性について、インターネットによる情報収集を行いながら個人の考えをまとめました。その後、グループで情報共有・意見交換を行い、グループとしての意見をまとめました。最後に、グループのまとめを発表して、クラスで共有しました。英語によるコミュニケーションの必要性を理解するだけでなく、異国の文化や価値観を理解することが協働するために必要であることを学ぶことができました。


商工短期大学の教員を交えて(最前列の左から4人目:Mr.Tuan, 左5人目:Mr.Hung,左6人目:Mr. Thanh, 右3人目:Ms.Huong)

2020/02/13 卒業研究発表会を実施しました。

 令和2年2月13日(木)に令和元年度電気工学科卒業研究発表会が開催され、電気工学科5年生40名がこの1年間取り組んだ研究の成果の発表を行いました。5年生は多くの聴講者を前に緊張しつつもこれまで行った研究成果の説明や質疑応答を通じて自身の成長を確かめる機会となりました。そして、発表者の中から特に優れた発表を行った電気工学科5年の江本さん(2枚目の左)、中村さん(2枚目の右)には仙波学科長より優秀発表賞と副賞が贈呈されました。

 卒業研究は高専でのものづくりにおける総決算であり、実践的技術を備えた技術者になるための基盤となります。卒業研究を通じて5年生たちも専門知識はもちろん、人に分かりやすく伝える力や研究者としての倫理観など多くのことを学ぶ場となりました。

 卒業後は皆それぞれ違う道を歩んでいきますが、高専で培った力をもとに今後活躍していくことを願っています。

2020/02/07 専攻科の特別研究発表会を実施しました。

 令和2年2月7日(金)に、専攻科生の特別研究発表会を行いました。生産システム工学専攻は機械、電気、制御情報の3分野が複合しています。電気工学科から進学した10名の2年生が集大成としての成果を報告しました。全員が英語を部分的に使い、中には全部を英語で発表した学生もいました。テーマはそれぞれ異なりますが、課題を解決するために創意工夫を凝らしてPDCAを実践してきた経験は、春からの新しい進路で活躍するための糧になること間違いなしです。

2020/02/03 環境問題に関するワークショップを行いました。

 令和2年2月3日(月)の技術者リテラシーⅠ(2年生対象)の授業で、SDGsに関連付けた環境問題についてのワークショップを実施しました。「バイオエタノールの生産について」を主題に、バイオエタノールで走る燃料電池車やバイオテクノロジーと世界の農業・食糧問題及び自然環境への影響に関する資料を基に賛否の意見をグループの中で交換しました。お互いの意見を尊重しながらグループとしての結論をまとめ、最後にグループ間でプレゼンテーションを行いました。高専で培う専門の知識・技術を活かして、より豊かな未来の形成に貢献できる素養の育成に努めています。

2020/01/29 専攻科2年の中本さんが日本太陽エネルギー学会奨励賞を受賞しました。

 令和元年10月17日(木)~18日(金)に青森県のリンクステーションホール青森で開催された2019年度日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー学会合同研究発表会において、電気工学科濱田研究室の専攻科生産システム工学専攻2年中本健太さんが行った研究発表『電磁リレーを使用したラピッドシャットダウンシステムの提案』が評価され、日本太陽エネルギー学会奨励賞を受賞しました。中本さんの学会表彰は、電気設備学会全国大会発表奨励賞(2018年12月)、電気学会優秀発表論文賞(2020年3月受賞決定)に続いて3度目の受賞となりました。

◎日本太陽エネルギー学会の推薦文
『本研究は、太陽光発電設備の直流回路を緊急時に低電圧化する「ラピッドシャットダウン」を、電磁リレーを用いて実現する方法の提案である。米国NECがラピッドシャットダウンを求めた目的は消防士の感電保護であるが、直流回路を必要に応じて低電圧化できることは様々な危険を低減するので、本研究の社会的意義は大きい。本提案は、実用上重要なリレー電源喪失時のフェールセーフや接点の保護が配慮されている。また実験の方法・結果の記載が明確であり、他の方法との比較もなされている。今後、耐久性やa接点のみが動作する危険の検討などを経て、開発に進むことを期待し、本論文を奨励賞に推薦する。』

 この成果は専攻科の課程で中本さんが日々研究に熱心に取り組みが結実した結果です。宇部高専専攻科では高度な研究活動を大学よりも早期に取り組むことができ、その成果を国内外に発表する機会が多くあります。中本さんは今年3月に専攻科を修了し、その後は筑波大学大学院に進学し、引き続き太陽光発電システムに関する研究に取り組み、専門性を高める予定です。今後中本さんの更なる研究者としての活躍を期待しております。


写真(1枚目):ポスターの前で
写真(2枚目):電機メーカーの技術者との議論

2020/01/29 濱田研究室の学生5名が研究発表賞を受賞しました。

 令和元年10月26日(土)に鳥取大学で開催された2019年度第70回電気・情報関連学会中国支部連合大会において、濱田研究室の学生6名が研究発表を行い、そのうち5名が論文発表賞を受賞しました。専攻科生産システム工学専攻2年中本健太さん(写真左から2番目)は電気学会優秀発表論文賞B賞を受賞、専攻科生産システム工学専攻1年清水祐哉さん(写真右から2番目)、柏谷拓実さん(写真右から3番目)、藤本雄大さん(写真左から3番目)、電気工学科5年中村友貴さん(写真左端)は電気学会中国支部奨励賞を受賞しました。専攻科2年西田和貴さん(写真右端)は昨年度の同大会にて電気学会優秀発表論文賞を受賞しており候補外でしたので、本年度は濱田研究室からの受賞候補者の発表全てで発表賞を受賞しました。

◎受賞者の発表題目
・専攻科生産システム工学専攻2年 中本健太
『発表題目:太陽光発電システム用感電防止システムの提案』
・専攻科生産システム工学専攻1年 清水祐哉
『発表題目:背後電極の厚みが沿面放電プラズマによるエッチングに与える影響の検討』
・専攻科生産システム工学専攻1年 柏谷拓実
『発表題目:SiC ショットキーバリアダイオードの 太陽光発電モジュールにおけるバイパスダイオードへの適用可能性に関する研究』
・専攻科生産システム工学専攻1年 藤本雄大
『発表題目:誘導雷サージを印加した PN 接合ダイオードの故障特性』
・電気工学科5年 中村友貴
『発表題目:太陽光発電設備の逆流防止ダイオードのサージ故障特性』

 宇部高専電気工学科では、大学よりも早期に研究に着手し、意欲的に研究に取り組む学生は積極的に国内外での学会発表を経験し、専門性を高めるチャンスがあります。受賞者たちの今後の更なる活躍を期待しています。


発表も終わって鳥取砂丘でリラックスモードな学生たち
(左から:中村、中本、藤本、柏谷、清水、西田)

2020/01/14 ヒューマンスキルに関する特別講義を実施しました。

 令和2年1月14日(火)に、Go Nippon Dynamic Action Inc. 代表の権代祥一様を講師としてお迎えし、成人式を終えたばかりの電気工学科5年生を対象に、「社会に出て役立つマインドセット」という演題での特別講義を実施しました。権代氏がもつIT関連企業、青年協力隊、海外大学でのIT日本講師などの経験をベースにした社会に出て更なる成長を遂げるためのマインドセット(心の持ち方)について学びました。特に、自信のある謙虚な姿勢をもち、レジリエンス(逆境力)を備えることの大切さを知る良い機会になりました。


(2枚目)逆境力を考えるための実験を楽しく体験

2019/12/23 SDGsに関する特別講義を実施しました。

 令和元年12月23日(月)に,日本青年会議所中国地区山口ブロック協議会SDGs推進委員会委員長の宮﨑脩子様を講師としてお迎えし,電気工学科の5年生を対象に,「SDGs:今と未来をつなぐ17の目標」という演題での特別講義を実施しました。講義では,SDGsの17の目標を理解した後,各目標に合わせて,宇部市の良い所と良くない所を挙げ,良くない所を改善するための対策を考えるグループワークを行いました。就職や進学を控えた5年生にとって,地域や企業が持続的に発展していくための考え方を学ぶ良い機会となりました。

2019/11/10 上宇部校区文化祭に出展しました。

宇部高専Webサイトの記事でご確認ください。

2019/10/16 3年生の工場見学研修を実施しました。

 令和元年10月16日(水)~18日(金)に,電気工学科3年生の工場見学研修(2泊3日)を実施しました。 宇部高専では3年生のこの時期に、進路選択のための情報収集等を目的として、関西地区または関東地区での工場見学を実施しています。本年度は、下記の5か所を見学させていただきました。

  • JXTGエネルギー(株)川崎製油所
  • 東芝ディーエムエス(株)
  • 東芝エレベータ(株)
  • 三菱電機ビルテクノサービス(株)教育センター
  • (国研)宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター
  • 日本科学未来館

2019/09/19 下関サイエンスフェスティバルに出展しました。

 電気工学科の自主活動チームが、シーモール下関で開催された下関サイエンスフェスティバルに手回し充電ミニ四駆を出展しました。

宇部高専Webサイトの記事でご確認ください。

2019/08/11 「SDGs推進のためのプレゼン大会」に参加しました。

学生自主活動を行っている電気工学科2年生の日野竣介君、3年生の蛯原翼君、村上凌平君、村瀬光君が「SDGs推進のためのプレゼン大会」で「宇部高専で学ぶSDGs」と題して発表を行いました。

宇部高専Webサイトの記事でご確認ください。

2019/05/11 前期クラスマッチが開催されました。

 令和元年5月11日(土)に,前期クラスマッチが開催されました。当日は快晴となり,サッカー,バスケットボール,ソフトボール,ダーツ,クイズ,宝探し,バドミントン,ソフトバレー,リレー,障害物競走,ドッジボールのすべての競技が実施できました。3年電気(3E)がバスケットボールで優勝しました。

2019/05/05 「新川市まつり」に出展しました。

 電気工学科の岡本先生が学生14名と共に、プラバンキーホルダー作りを出展しました。

宇部高専Webサイトの記事でご確認ください。

2019/04/11 電気工学科女子学生の顔合わせ会を行いました。

 平成31年4月11日(木)に,電気工学科女子学生の顔合わせ会を行いました。電気工学科の女子学生数は,男子学生数に比べ,まだまだ少ないのが現状です。 電気工学科では,数少ない女子学生の学年を超えた縦のつながりを作るため定期的な集まりや活動を実施しております。昨年度に引き続き,電気の面白さを伝える動画制作などの活動を行っていく予定です。
 電気工学科では,今後も,池田風花助教を中心に女子学生のサポートを行っていきます。

2019/04/03 平成31年度入学式が行われました。

 平成31年4月3日(水)に本学において,平成31年度入学式が行われました。電気工学科には,43名の学生が入学しました。新入生の皆さん,入学おめでとうございます。価値ある学生生活になるように,5年間を楽しみましょう!