北東亜機械産業都市連合第3回市長会議報告書
宇部工業高等専門学校専攻科 物質工学専攻
砂町 規夫
1. 概要
東北亜機械産業都市連合市長会議とは中華人民共和国の馬鞍山市、威海市、渭南市、無鍚市、大韓民国の安山市、昌原市、浦項市、ロシア連邦のコムソモリスク・ナ・アムーレ市、日本国の大垣市、そして宇部市の計10都市が環境をテーマに情報交換等を行う催しである。その一環として各都市市長による講演が行われた。
2. 参加者
各都市関係者 約200名
3. 場所・日時
2007年11月27~29日(うち市長講演は29日) 宇部全日空ホテルにて
4.市長講演題目
・宇部市 藤田忠夫市長
「宇部市の地球環境保全の取り組み」
・安山市 朴柱源市長
「環境にやさしい産業都市案山の環境政策」
・昌原市 朴完洙市長
「―世界一流都市を目指した昌原の挑戦― 環境首都プロジェクト」
・コムソモーリスク・ナ・アムーレ市 Y.V.エシーポフ第一副市長
「環境改善と産業発展の分野での都市間協力を」
・馬鞍山市 呂金宝副市長
「環境保全にて持続的な発展能力を増加」
・大垣市 小川敏市長
「良好な環境の実現を目指して」
・浦項市 金奎植副市長
「自然と人間が共存する環境都市」
・威海市 趙熙殿常務副市長
「経済と環境保護の調和的発展 ― 威海市の都市化への道」
・無鍚市 倪斌市長付
「環境保護を優先した科学発展の促進」
講演後、市長宣言が行われ、次回の開催都市コムソモリスク・ナ・アムーレ市への引継ぎ式が行われた。
5.感想
どの都市も工業化に伴う公害問題に直面し、それぞれの努力によって環境保全都市へと生まれ変わった。その各都市が連携し情報交換することは大変意義が深い。これから経済発展していく国や地域がこのような取り組みを模範とすることを期待する。そうして地方自治体からも持続可能な社会の形勢に貢献できることは今後地方分権が進む情勢の中で重要になってくるであろう。
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